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大成建設が新天井材を開発、自然光の高効率活用で手軽に照明省エネ

日経XTECH / 3/18/2026

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Key Points

  • 大成建設が自然光を室内に効率的に拡散する天井材「T-Light Ceiling」を開発し、照明のエネルギー消費を低減する新たな省エネ手法を提案。
  • 2017年開発の採光ブラインド「T-Light Blind」との併用で、窓から取り込んだ自然光を天井経由で室内へ拡散する仕組みを踏襲。
  • 木質系材料を用いた新しい「T-Light Wood Blind」を開発。上部は樹脂パーツ+木目フィルム、下部にはスギなどの木製スラットを採用して光を制御。
  • 年間照明エネルギー消費量を最大37%削減する可能性があるとされ、環境配慮と省エネを手軽に実現する取り組みとして紹介。

 自然光利用で手軽に省エネを実現──。大成建設が、室内に取り込んだ自然光を効率よく拡散させる天井材を開発した。独自の表面加工により机上面まで光を届け、照度を高める。併せて、木質系の採光ブラインドも開発。環境に配慮しながら照明エネルギー消費量を削減する、手軽な省エネ方法として打ち出す。

大成建設が新たに開発した「T-Light Ceiling」。窓から取り込んだ自然光を机上面まで効率よく届ける(写真:大成建設)
大成建設が新たに開発した「T-Light Ceiling」。窓から取り込んだ自然光を机上面まで効率よく届ける(写真:大成建設)
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 新開発した天井材は「T-Light Ceiling(ティー・ライト・シーリング)」。同社が2017年に開発した採光ブラインド「T-Light Blind(ティー・ライト・ブラインド)」との併用により、自然光を室内に拡散する。

 T-Light Blindは、上部に反射特性を持つ特殊スラットを採用し、屋外からの入射光を天井に導く。下部は一般的なブラインドと同様に光を遮る仕組みだ。今回は、木質系内装の需要増を受け、この構造を踏襲しながら素材を木質に変えた「T-Light Wood Blind(ティー・ライト・ウッド・ブラインド)」を開発。上部は樹脂パーツとして裏面に木目フィルムを張り、下部にはスギなどの自然素材を用いる。

大成建設のワーキング&コミュニティスペース「ROCKai(ロッカイ)」に設置した「T-Light Wood Blind」(写真:大成建設)
大成建設のワーキング&コミュニティスペース「ROCKai(ロッカイ)」に設置した「T-Light Wood Blind」(写真:大成建設)
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T-Light Wood Blindの採光部に用いるスラット。樹脂パーツの裏面(上)に木目シートを貼る。光を遮る下部にはスギなどの木製スラットを用いる(写真:日経クロステック)
T-Light Wood Blindの採光部に用いるスラット。樹脂パーツの裏面(上)に木目シートを貼る。光を遮る下部にはスギなどの木製スラットを用いる(写真:日経クロステック)
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