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スイスの世界一高い3Dプリンター建築、30mの「白い巨塔」最高層に劇場

日経XTECH / 3/13/2026

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Key Points

  • スイス東部のムルエンス村に高さ約30mの「Tor Alva」が完成し、32本の荷重支持柱を3Dプリントで組み立てた世界一の3Dプリンター建築となった。
  • 最高層には劇場を設け、各層はらせん階段で結ばれている。基礎は古い小屋の屋根にコンクリートを打設して構築。
  • 設計はミハエル・ハンスマイヤーとETH Zurichのベンジャミン・ディレンブルガー教授によるもので、ETH Zurichとオリゲン文化財団が村の再生支援として推進。
  • プロジェクトは3Dプリント建築の可能性を示す革新的な試みで、分野の研究と産業の今後の発展に影響を与える可能性がある。

スイスの山あいの集落に、SF映画に登場しそうな高さ30mの「白い巨塔」が誕生した。荷重を支持する32本の柱を印刷して組み合わせた、世界一高い3Dプリンター建築だ。各層をらせん階段で結び、最高層に劇場を設けた。

 白いタワーの名は「Tor Alva(トール・アルヴァ)」。スイス東部のグラウビュンデン州にあるムルエンス村で、2025年5月に完成した。村の人口は同年時点で12人と消滅の危機に瀕していた。スイス連邦工科大学チューリッヒ校(ETH Zurich)と地元のオリゲン文化財団は村の再生支援施設として、タワーの建設を計画した。

3Dプリンター建築で世界一の高さを誇る白い塔「Tor Alva」。基礎を含めて約30mある(写真:Birdviewpicture)
3Dプリンター建築で世界一の高さを誇る白い塔「Tor Alva」。基礎を含めて約30mある(写真:Birdviewpicture)
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最高層の劇場空間(写真:Hansmeyer/Dillenburger)
最高層の劇場空間(写真:Hansmeyer/Dillenburger)
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 設計は、ドイツの建築家でコンピュテーショナルデザインの先駆者であるミハエル・ハンスマイヤー氏と、ETH Zurichのベンジャミン・ディレンブルガー教授が手掛けた。放置されていた小屋の屋根部分にコンクリートを打設して基礎とし、その上に4層のタワーを建てた。

 タワーはV字形に枝分かれする32本の柱で構成している。荷重を支持する柱は全て、建設3Dプリンターで製作した。高さは基礎を含めて約30mと、3Dプリンター建築では世界一だ。各層をらせん階段で結び、最高層には劇場を設けた。

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3Dプリント柱で荷重支持する世界初の多層建築物

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