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大林組JVが請求100億円上乗せ、「不要な工事中断で費用増」 広島高速訴訟

日経XTECH / 3/14/2026

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Key Points

  • 広島高速5号「二葉山トンネル」の掘削難航と地盤トラブルを受け、大林組JVが追加費用の支払いを発注者に求めている。
  • 請求額は約100億円超の上乗せとして報じられ、26年2月の訴え変更で約142億円へ増額した。
  • 発注者の広島高速道路公社は地域住民の反発を恐れて工事中断を指示したと主張しており、これが工期遅延と費用増の要因とされる。
  • 工事区間は全長約1.8kmのうち約1.4kmを泥水式シールド工法で、大林組JVが担当。残る区間はNATMで掘削、契約期間は2017/3-2022/7、契約金額は約202億円。
  • 現在は坑口付近の工事を進めており、掘削は25年4月に完了。今後は大型公共工事の契約リスクと費用補償の裁判動向へ影響が見込まれる。
施工中の二葉山トンネルのシールド機後方(写真:広島高速道路公社)
施工中の二葉山トンネルのシールド機後方(写真:広島高速道路公社)
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 掘削が難航した広島高速5号「二葉山トンネル」を巡り、施工者の大林組・大成建設・広成建設JV(共同企業体)が増額分の費用支払いを発注者に求めている裁判で、請求額を約100億円上乗せしたことが分かった。同JVは増額要因として想定外の地盤などに加え、約半年に及ぶ不要な工事中断を挙げる。地表面の変位が管理値以下だったのに、地域住民の反発を恐れた発注者によって工事中断を余儀なくされたと主張している。

 二葉山トンネルは延長約1.8kmで、JR広島駅北側の山間部や住宅地を貫く。そのうち広島駅側の約1.4kmの区間を大林組JVが泥水式シールド工法で施工した。反対側から他の建設会社がNATMで掘削した区間は、21年3月に完成している。

広島高速5号の位置図。黄色い箇所が大林組JVの施工範囲(出所:広島高速道路公社)
広島高速5号の位置図。黄色い箇所が大林組JVの施工範囲(出所:広島高速道路公社)
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 シールド区間では18年9月の掘削開始から間もなくして機械損傷などのトラブルに見舞われ、工事がたびたび中断。当初の工期は20年7月までだったが、進捗が大幅に遅れた。25年4月にようやくトンネルの掘削が終わり、現在は坑口付近の工事などを進めている。現時点の契約上の工期は17年3月~22年7月、契約金額は約202億円。

二葉山トンネルの広島駅側坑口の様子。26年1月時点(写真:広島高速道路公社)
二葉山トンネルの広島駅側坑口の様子。26年1月時点(写真:広島高速道路公社)
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 大林組JVは掘削完了翌月の25年5月、工事の遅れは主に想定外の岩盤や想定し難い肌落ちなどが原因だとして、契約金額の約40億円増額を求め、発注者の広島高速道路公社を東京地裁に提訴。その後、26年2月13日に訴えの変更を申し立て、請求する増額分を約142億円へと増額した。

 当初の提訴は20年9月までの工事で生じたトラブルに関する増額だった。今回の変更では、それ以降のトラブルによる増額を追加した。「訴えの変更申立書」などによると、トラブルの経緯や大林組JVの主張は以下の通り。

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「広島高速が専門家の委員に不当な根回し」

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