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USBストレージをいきなり抜くとデータは消えるのか?

日経XTECH / 3/19/2026

💬 OpinionTools & Practical Usage

Key Points

  • 書き込み中の外付けストレージを抜くとデータ破損やファイルシステムの整合性障害が発生する可能性がある。
  • メーカーは安全な取り出しを推奨しており、図2の手順のように取り外しを事前に準備するのが安全だ。
  • Windows 10以降はクイック取り外しが標準化されており、基本的に書き込み中でなければそのまま抜くことができるが、判断が難しい場合は取り外し手順を使うべき。
  • 書き込み状況を確認する方法として、OSのデバイスマネージャーを使った確認手順など、具体的な操作ガイドが紹介されている。

 書き込み中に外付けストレージを抜くのは厳禁だ。記録中のファイルが破損するだけでなく、管理情報が壊れて(整合性が取れなくなって)さまざまな障害につながる危険もある(図1)。このためメーカー各社は「取り出し」の操作を推奨している(図2)。

図1 データを書き込み中に外付けストレージを抜いたり、いきなり電源を落としたりすると、書き込み中のファイルが壊れる危険がある。さらに、ファイルシステム(OS)の管理台帳が破損して、「ファイルを削除できない」などさまざまな障害につながる可能性も。フラッシュメモリーを使うストレージでは、急な電断でコントローラーの管理台帳(マッピングテーブル)が破損して各種の障害につながる危険もある
図1 データを書き込み中に外付けストレージを抜いたり、いきなり電源を落としたりすると、書き込み中のファイルが壊れる危険がある。さらに、ファイルシステム(OS)の管理台帳が破損して、「ファイルを削除できない」などさまざまな障害につながる可能性も。フラッシュメモリーを使うストレージでは、急な電断でコントローラーの管理台帳(マッピングテーブル)が破損して各種の障害につながる危険もある
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図2 タスクバーの通知領域にある外付けストレージのアイコンを押し、「○○の取り出し」を選択する(1)~(3)。これで取り外しの準備が整う
図2 タスクバーの通知領域にある外付けストレージのアイコンを押し、「○○の取り出し」を選択する(1)~(3)。これで取り外しの準備が整う
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 書き込み中でなければ、そのまま抜いてもかまわない。Windows 10以降はキャッシュによる遅延書き込みをしない「クイック取り外し」が標準だからだ(図3図4)。とはいえ、書き込み中かの判断が難しいときは、図2の「取り外し」を実行するのが安全だ。

図3 「Windows」+「X」キーで開くメニューから「デバイスマネージャー」を選択。この画面で「ディスクドライブ」の項目を開き、外付けストレージを右クリックして「プロパティ」を選択する(1)~(3)
図3 「Windows」+「X」キーで開くメニューから「デバイスマネージャー」を選択。この画面で「ディスクドライブ」の項目を開き、外付けストレージを右クリックして「プロパティ」を選択する(1)~(3)
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図4 「ポリシー」タブを開く。既定で「クイック取り外し」が選択されている。基本的に書き込み中でなければ、いきなり抜いてもいい設定だ
図4 「ポリシー」タブを開く。既定で「クイック取り外し」が選択されている。基本的に書き込み中でなければ、いきなり抜いてもいい設定だ
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