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エアコンが効かない家 原因は無断仕様変更と手抜き工事、断熱欠損に要注意

日経XTECH / 3/11/2026

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Key Points

  • エアコンが設計仕様通りに効かない原因は、無断の仕様変更や手抜き工事、特に断熱欠損にあると指摘されている。
  • 事例として、築1年の鉄筋コンクリート造住宅の約45畳LDKでエアコン3台を20℃に設定しても室温が31℃を下回らず、体感的に非常に不快な環境だった。
  • 建て主が設計者と施工者に改善を求めたが無対応であったため、専門の住宅検査員が検査に入り欠陥施工を明らかにした。
  • 問題の一因には、断熱施工の手抜きや仕様変更が隠れており、住宅の快適性に大きく影響することが強調されている。
  • この問題は住宅品質管理の重要性と瑕疵検査の必要性を示しており、同様のトラブル防止には現場監理の徹底が求められる。

 すご腕の住宅検査員・長井良至氏が欠陥住宅を防ぐポイントを解説します。今回は、仕様の無断変更などでエアコンが効かなかった問題を取り上げます。日経ホームビルダー2016年10月号「凄腕検査員が見逃さない欠陥施工」を再構成しました。

 下の写真は、8月上旬に瑕疵(かし)検査に入った住宅の室温を示したものだ。建物は鉄筋コンクリート造で築1年。2階にある約45畳のリビング・ダイニング・キッチン(LDK)内で、午前11時ごろに測定した。この日の天気は晴れ。室温は31℃だった。

約45畳のLDKに3台のエアコンを設置。設定温度を20℃にして運転しても、室温が31℃を下回らなかった(写真:カノム)
約45畳のLDKに3台のエアコンを設置。設定温度を20℃にして運転しても、室温が31℃を下回らなかった(写真:カノム)
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 ただし、これはエアコンを使用している状態の温度。LDKでは5.6kW、4.0kW、3.6kWの計3台のエアコンが稼働。さらにサーキュレーターが2台動いている。

 エアコンの設定温度は20℃で、朝から運転しっ放しだ。にもかかわらず、室温が31℃以下にならない。この温度は、体を軽く動かしたり、仕事をしたりするには不快な環境だ。

 エアコンの設置は請負工事に含まれていた。そこで、建て主は設計者と施工者に苦情を訴えた。しかし、取り合ってもらえなかったことから、瑕疵検査に至ったというわけだ。

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おざなりな断熱施工

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