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国内IT・通信大手の2026年春闘、ベア過去最高要求も 焦点は満額回答か否か

日経XTECH / 3/11/2026

Industry & Market Moves

Key Points

  • 国内IT・通信大手企業の2026年春闘で、NEC、NTT、日立製作所、富士通の労働組合が過去最高水準を上回るベースアップを要求している。
  • 主要企業の賃上げ交渉の結果は業界全体の賃上げ傾向に大きく影響し、3月18日の集中回答日に満額回答となるかが焦点となっている。
  • 2025年春闘では、IT大手3社が1万7000円の賃金改善分を要求し満額回答、賃上げ率は6%台に達した実績がある。
  • 情報労連傘下のNTTグループも2025年に1万2000円のベアを要求し、満額回答を得ている。
  • 今回の春闘では物価高やエンジニア不足を背景にさらに高い賃上げ要求が行われており、交渉の行方に注目が集まっている。

 国内IT・通信大手各社の2026年の春季労使交渉(春闘)が本格化している。NEC、NTT、日立製作所、富士通の各社労組は足元の業績や物価高、ITエンジニア不足などを踏まえ、過去最高だった2025年春闘の妥結額を上回る高水準のベースアップ(ベア)を会社側にそれぞれ要求した。

 2026年春闘の集中回答日は3月18日だ。会社側が満額回答で応じるか否かが焦点となる。大手の賃上げ水準は例年、準大手・中堅などIT・通信業界全体の賃上げ傾向にも影響を及ぼすものだけに、大手各社がどのような水準で妥結するかが注目を集めそうだ。

 2025年の春闘では、電機連合傘下のNEC、日立製作所、富士通の労組がベアに相当する賃金改善分としていずれも1万7000円を要求。各社とも満額回答し、過去最高額の賃上げとなった。ベア率はNECで5%、日立と富士通も4%台で、定期昇給(定昇)分を含めた賃上げ率は、NECと日立の2社が6%台となった。

 情報労連傘下のNTTの労組は例年、NTTデータやNTT東西、NTTドコモなどグループ国内主要会社で統一要求を出している。2025年の春闘ではベア相当の賃金改善分として1万2000円を要求し、満額回答で妥結した。ベア率は3.1%、定昇を含む賃上げ率は6.1%だった。

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