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除去する予定だった浮き石、発注図書への記載漏れで現場に放置

日経XTECH / 3/19/2026

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Key Points

  • 会計検査院が兵庫県の落石対策工事で発注図書への除去計画の記載漏れを指摘した。
  • 高さ20m・長さ約80mの防護網で浮き石の落下エネルギーを吸収する設計となっていた。
  • 成果品には、落石対策便覧の判定対象となる浮き石14個のうち11個は網で捕捉、3個は除去計画だったとある。
  • 除去計画の実施は発注図書不足のため遅れており、次ページでは浮き石3個を除去する300万円の工事が提示されている。

落下の際の運動エネルギーが大きく、防護網で捕捉できない浮き石などが斜面に放置されるミスを会計検査院が指摘した。設計段階では防護網の設置と併せて除去する計画だったが、発注図書に記載していなかった。

 ミスの指摘があったのは、兵庫県が2021~22年度に同県香美町の県道香美久美浜線で実施した落石対策工事だ。

落石対策工事で問題があった斜面(写真:兵庫県)
落石対策工事で問題があった斜面(写真:兵庫県)
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 問題の現場では、道路脇の斜面からの落石に対し、運動エネルギー(落石エネルギー)を金網で吸収した後、網と斜面との間に誘導するポケット式の落石防護網を設置した。防護網は高さ20mで、延長は約80mに及ぶ。

落石対策工事の概要
落石対策工事の概要
(出所:会計検査院の資料を基に日経クロステックが作成)
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 県は落石対策が必要な複数の区間について対策工事の設計を建設コンサルタント会社に委託し、13年3月に成果品を受領していた。

 成果品によると、問題があった工事区間には「落石対策便覧」(日本道路協会)で規定する安全度の判定で、「近い将来必ず滑落する」あるいは「時期は予測できないが、いずれ滑落する」に該当する浮き石や転石が14個あった。そのうち落石エネルギーが50kJ(キロジュール)以下の11個は防護網で捕捉し、残り3個は小さく割って除去する計画だった。

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300万円かけて浮き石3個を除去

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