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Excelで「縦書き数式」、長くても構造を瞬時に把握 LET関数と相性良し

日経XTECH / 3/16/2026

💬 OpinionTools & Practical Usage

Key Points

  • 縦書き数式のアイデアを紹介し、意味のまとまりごとに上から下へ配置することで数式の構造を把握しやすくする。
  • セル内改行とスペースでインデント風の見た目を作り、長いIF式を階層的に読みやすくする方法を解説。
  • 具体例として横長のIF式を縦書き風に書き換えた手順と、Alt+Enterでのセル内改行の使い方を図解つきで紹介。
  • LET関数との相性が良い点を挙げ、実務の数式設計の生産性向上を提案。

 Excelで関数を用いて数式を作っていると、特に引数が多い場合、どうしても横長になり、数式の構造が理解しにくくなってしまう。そこで提案したいのが「縦書き数式」の採用だ。

 これは、数式を横に並べるのではなく、意味のまとまりごとに上から下へ配置する書き方を指す。

あるある、ダラダラと横に長い数式

 まず、よくある例として下図を見てもらいたい。「売上」から「原価」を引いた粗利の比率の良しあしを、A~Cで評価したものだ。粗利率が30%以上は「A」、20%以上は「B」、それを下回る場合は「C」になっている。D2の数式は次の通りだ。

=IF((B2-C2)/B2>=0.3,"A",IF((B2-C2)/B2>=0.2,"B","C"))

 同様の横長数式をあちこちで見る(もちろんもっと長いのもある)。では、これを「縦書き数式」で書き直すとどうなるのか。

ダラダラと横に長い数式の一例
ダラダラと横に長い数式の一例
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 まず、D2をダブルクリックして、セル内で数式をアクティブにする。「←」「→」を使えば数式内でカーソルを移動できる。では、数式の冒頭にある「=IF((B2-C2)」の「((」の間にカーソルを置いて、[Alt]キーを押しながら[Enter]キーを押す。はい、これでセル内改行ができた。セル内改行は「表示上の改行」であって、Excelは数式の内容としては無視する。よって数式には影響を及ぼさない。

「((」の間にカーソルを置いて、[Alt]キーを押しながら[Enter]キーを押す
「((」の間にカーソルを置いて、[Alt]キーを押しながら[Enter]キーを押す
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セル内改行ができた
セル内改行ができた
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 同様の考え方でセル内改行を順次実行して、数式を次のような形にする。行頭部分には半角スペースを2つ単位で入力してインデント代わりにし、数式の構造をより明快にしている。このスペースもExcelは無視するから数式に影響はない。これが「縦書き数式」の基本になる。

=IF(
  (B2-C2)/B2>=0.3,"A",
  IF(
    (B2-C2)/B2>=0.2,"B",
    "C")
)
数式を縦書きで入力した。ダラダラ横書きより数式の構造がはっきりする。どこかプログラミングコードっぽくてカッコイイ
数式を縦書きで入力した。ダラダラ横書きより数式の構造がはっきりする。どこかプログラミングコードっぽくてカッコイイ
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「縦書き数式」と相性が良いLET関数

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