AI Navigate

東京・環七地下に長さ30kmの巨大河川、荒川放水路以来の大事業具体化へ

日経XTECH / 3/12/2026

📰 NewsDeveloper Stack & InfrastructureIndustry & Market Moves

Key Points

  • 環状7号線地下に約30kmの巨大な河川を整備する構想が具体化し、現在のトンネル式地下調節池を南へ延ばして東京湾へ放流する新ルートを築く。
  • 荒川放水路(約22km)以来となる東京の大規模地下河川プロジェクトで、都市の洪水対策を大幅に強化する可能性がある。
  • 東京都は専門家でつくる「環七地下河川計画検討委員会」を設置し、2026年3月4日に初会合を開いて基本構造などを検討開始した。
  • 今後の設計・工事は地下調節池の大規模化を含み、建設・土木、行政、金融など多方面へ影響を及ぼすことが想定される。
環状七号線地下河川(仮称)のイメージ(出所:東京都)
環状七号線地下河川(仮称)のイメージ(出所:東京都)
[画像のクリックで拡大表示]

 環状7号などの地下を通って東京湾へ流れる総延長約30kmに及ぶ巨大河川を整備する構想が具体化に向けて動き出した。運用中のトンネル式地下調節池から新たにトンネルを南へ延ばし、東京湾へ放流するルートを建設する。東京都内に巨大な人工河川を構築する事業は、明治から昭和にかけて整備した荒川放水路(延長約22km)以来だ。

 東京都が専門家でつくる「環七地下河川計画検討委員会」(委員長:山田正・中央大学研究開発機構教授)を立ち上げ、2026年3月4日に初会合を開いた。今後、「環状七号線地下河川(仮称)」について、最適な基本構造などを検討する。

次のページ

将来の地下河川化を念頭に調節池整備

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます