Zuva(ズウバ、東京・新宿)が運用する167万社を超えるスタートアップデータベースを基に、2026年2月に資金調達した上位10社をランキングにした。その中でも特に注目される5社について解説する。
OpenAI
米OpenAI(オープンAI)は2026年2月27日、総額1100億ドルに及ぶ新規資金調達を発表した。米Amazon.com(アマゾン・ドット・コム)が500億ドル、ソフトバンクグループ(SBG)と米NVIDIA(エヌビディア)がそれぞれ300億ドルを出資する。調達ラウンドは今も継続中とされる。
オープンAIは同年2月に、企業向けAI(人工知能)エージェント基盤「Frontier」を公開。高性能モデルの提供に加えて、AIを実務へ組み込む運用基盤を強化する姿勢を鮮明にした。調達した資金は、需要拡大に向けた計算資源や資本の確保、AIインフラの強化に充てる方針で、アマゾンとの提携では同社の計算資源を利用することも公表した。
Waymo
米Alphabet(アルファベット)傘下の自動運転スタートアップで、無人配車サービスを展開する米Waymo(ウェイモ)は、2026年2月2日に160億ドルの大型調達を発表した。リード投資家は米Dragoneer Investment Group(ドラゴニア・インベストメント・グループ)、ロシアDST Global(DSTグローバル)、米Sequoia Capital(セコイア・キャピタル)など。
ウェイモは、「Waymo Driver」という自社の自動運転システムを中核に、研究開発だけでなく無人配車サービスを商用展開している。Waymo DriverはAIとカメラ、レーダー、LiDARを組み合わせ、人の運転手なしで車両を走らせる技術で、異なる車両プラットフォームにも適用できる。ウェイモは2026年2月時点で、合計2億マイル超の完全自動運転走行実績と2000万回超の累計乗車実績を持つ。安全性の比較では、2025年9月までの1億2700万マイルの無人運行データを基に、人間による運転よりも重傷以上の事故が90%少ないと発表している。
調達資金は米国内外での拡大に活用するとしており、2026年に20以上の都市で追加展開する計画。車両や人材の増強、そして安全基準を維持したままの高速成長に充てるという。
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