【AI画像生成】第122投稿目 通知の外にあるもの
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石畳に朝霧が降り
瓦の隙間から光がこぼれる
静かな朝
画面の中では
通知が届き
情報が流れ
またスクロールが続く
「いいね」
「既読」
気にしはじめると
終わりはない
いつのまにか
その流れが
私たちの今を覆ってしまう
けれど
この小さな町では
馬車がゆっくり軋み
屋台の湯気が立ちのぼる
井戸端では
水桶の音にまじって
誰かの笑い声
市場には
威勢のいい呼び声が響き
子どもたちは
石を蹴りながら走っていく
やがて
夕陽が町を
やわらかな赤に染めていく
顔と顔
声と声
言葉は
肌に触れるように
届いていた
この小さな通りに
暮らしの気配が
静かに満ちている
昔も今も
人が求めるものは
きっと
それほど変わらない
画面の向こうの世界も
石畳の感触も
どちらも
心を満たす小さな欠片
だから
ときどき
スマホを置いて
外の空気を吸う
ゆっくり歩き
風の匂い
土の感触
人の気配に耳を澄ます
そのとき
ふと気づく
大切なものは
たいてい
通知の外にある










最後まで観ていただきありがとうございました。
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