エプソン販売の「製品お問い合わせフォーム」で不備があった。顧客からの問い合わせの一部が担当者に送られず、回答できなかった。原因は同フォームから顧客部門のシステムにデータを送る設定の誤りだ。誤りは約5年間放置され、合計で約5600件の問い合わせが未回答のままだった。不正アクセスではないため、情報漏洩はなかったという。
「多大なご迷惑とご不便をおかけしましたこと、心より深くお詫び申し上げます」。エプソングループの日本国内でのマーケティング活動などを担うエプソン販売は2026年1月26日、自社Webサイトに「お問い合わせへの未回答に関するお知らせとお詫び」を掲載した。
謝罪の内容は、エプソン製品に関して顧客からの問い合わせを受け付ける「製品お問い合わせフォーム」が正しく機能していなかったことである。同フォームから問い合わせを受けたものの、一部の顧客に対しては回答できていなかった。未回答だったのは2021年2月22日から2025年12月2日までに受け取った一部の問い合わせだ。この期間合計で5623件の問い合わせに回答していなかった。
全ての顧客からの問い合わせを受け取れていなかったわけではなく、同じ顧客でも回答があるときとないときがあったという。
原因は問い合わせフォームと、内部のメール管理システムとの連携設定の不備だった。不正アクセスによるものではないため、顧客の個人情報を含めて全てのデータについて情報漏洩はないとしている。
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