中国・比亜迪(BYD)のプラグインハイブリッド車(PHEV)の販売が急減している。中国の激しい価格競争で電気自動車(EV)の販売が伸びにくくなる中、高効率エンジンを開発しPHEVに活路を求めて成長を続けてきた。ただ価格や航続距離でEVに迫られ、PHEVの優位性が揺らぐ。BYDの電動化戦略が岐路に立っている。
米調査会社S&P Global MobilityによるとBYDの2025年10~12月におけるPHEV販売は前年同期比約3割減の約52万台に落ち込んだ。7〜9月の販売も約3割減で、2020年以降で初めてのマイナスだった。これまでBYDの成長を支えてきたPHEV販売の勢いに陰りが見えている。
BYDの中国でのPHEV販売シェアは4割超で首位に立つ。トップのBYDの落ち込みを背景に、中国市場全体でPHEVの販売が減っている。2025年7~9月は前年同期比約8%減だ。6月以前はプラスだったので、BYDの販売減少に沿う形で市場全体が落ち込んでいる。
次のページ
PHEV減少の原因は?この記事は有料会員限定です






