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ソウルのカプセルホテル火災、10人負傷…日本人女性は意識不明

日経XTECH / 3/19/2026

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Key Points

  • 出火は3階を中心とする宿泊部門で発生し、現場では建物にスプリンクラー設備がないことが確認された。
  • 2018年の消防法改正で6階以上の全階にスプリンクラー設置が義務化されたが、過去建設の建物には遡及適用されず、今回の建物は対象外だった。
  • 約120人が避難し、負傷者は計10名(重傷3名・軽傷7名)、50代の日本人女性は意識不明のまま救急治療中。
  • 捜査は警察と国立科学捜査研究院の合同鑑識で進められ、原因特定には1~2か月を要する見込み。

【03月16日 KOREA WAVE】外国人観光客を含む10人が負傷したソウル市中区小公洞のカプセルホテル火災で、建物にスプリンクラーが設置されていなかったことが分かった。

火災が発生したソウル市中区のカプセルホテルで、合同鑑識を実施する警察と消防 (c)news1
火災が発生したソウル市中区のカプセルホテルで、合同鑑識を実施する警察と消防 (c)news1
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消防や警察によると、ソウル中部消防署と南大門警察署は15日午前10時から、火災原因を調べるため合同鑑識を実施、出火地点とみられる3階を中心に調査を進め、建物にスプリンクラー設備がないことを確認した。

2018年に改正された消防法では、6階以上の建物のすべての階にスプリンクラー設置を義務付けている。ただし過去に建てられた建物には遡及適用されない。今回火災が起きた建物は2000年以前に建設されたため、改正法の適用対象ではないという。

建物は地下1階、地上7階建てで、3階・6階・7階はゲストハウスとして分類される宿泊施設となっている。このうち7階を除く2つの階がカプセルホテル形式だった。

火災は14日午後6時10分ごろ、このビル3階の宿泊施設で発生し、午後9時35分ごろ完全に消し止められた。

この火災で3人が重傷、7人が軽傷を負った。重傷者3人はいずれも外国人とみられ、50代の男女1人ずつと20代女性1人が病院へ搬送された。

このうち50代の日本人女性は発見時に意識がなく、救助隊が心肺蘇生を実施したが、現在も意識は回復していないと伝えられている。

中区庁によると、この火災で約120人の避難者が発生した。区は職員約80人を現場に派遣し、小公洞住民センターに4カ所の臨時避難所を設置。非常食セットや毛布、軽食、水などを宿泊客や被害者に提供している。

警察などは火災原因を詳しく調べるため、国立科学捜査研究院に精密鑑識を依頼した。結果が出るまでには1~2カ月ほどかかる見通しだ。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News

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