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デンソー・ローム・東芝、3社連合はあるか 技術面から見通す

日経XTECH / 3/19/2026

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Key Points

  • ロームと東芝がパワー半導体事業の統合を協議中で、デンソーの買収提案を背景に戦略的連携の可能性が検討されている。
  • SiCを軸とした技術の相乗効果が車載用途の拡大・量産体制の強化という観点で分析されている。
  • デンソーはSiCウェハーの安定調達を狙い、ローム傘下のサイクリスタルのウェハー取得を検討していると説明される。
  • 記事は技術視点から統合の可能性と影響を解説しており、今後の交渉次第で業界構造に影響を与えそうだ。
デンソーによるロームへの買収提案に続き、ロームが東芝とパワー半導体事業で統合を交渉中だと報じられた(出所:日経クロステック)
デンソーによるロームへの買収提案に続き、ロームが東芝とパワー半導体事業で統合を交渉中だと報じられた(出所:日経クロステック)
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 デンソーがロームに買収を提案している中、ロームが東芝とパワー半導体事業の統合について交渉していると日本経済新聞が2026年3月12日に報じた。ロームは東芝との資本提携を含む「様々な選択肢について協議中」とコメントし、東芝はコメントを控えた。なぜ、デンソーがローム、そしてロームが東芝にアプローチしているのか、それぞれの技術の強みから解説する。

 まず、ロームが以前から炭化ケイ素(SiC)、特に車載向けに注力していることから、SiCでデンソーとはシナジーを見込める。デンソーは車載向けのSiCパワー半導体素子(パワー素子)と同素子を採用したモジュール品、そして同モジュールを採用したインバーターまで手掛けている。ただし、SiCウエハーを自ら製造した実績は乏しく、これから本格的に量産する。一方、ロームはSiCウエハーメーカーのドイツSiCrystal(サイクリスタル)を傘下に持つ。

 デンソーは米Coherent(コヒレント)が分社化したSiC事業会社に5億米ドル(約800億円)を出資しており、ウエハーの安定調達を目指している。その一環として、ロームとその子会社のサイクリスタルのSiCウエハーをデンソーが入手したいと考えるのは自然な流れだといえる。

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デンソーの狙いはSiC以外も

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