米Google(グーグル)のクラウドサービス部門であるGoogle Cloudのトーマス・クリアンCEO(最高経営責任者)は2026年4月23日(米国時間)、320億ドル(約5兆円)で買収したセキュリティー企業のWiz(ウィズ)について「AI(人工知能)の脅威に対抗するために、AIを活用したサイバーセキュリティーツールが必要になる」と語った。
米ラスベガスで開催中の年次イベント「Google Cloud Next '26」で、クリアンCEOがメディア向けのラウンドテーブルで明かした。Googleはこの3月に過去最大の320億ドルを投じてWizを買収していた。
クリアンCEOはWizに関して「顧客の環境を理解し、クラウドからソースコードまで全スタックを把握するツールを提供している」と説明。その上で、「我々は以前からモデルが高度化するにつれて、脆弱性の発見や修正、脅威に対する対応を自動化する必要があると考えていた。それがWizを買収した理由だ」と強調した。
Google Cloudは同イベントで、同社が手掛けるセキュリティー関連の各種サービスとWizの仕組みを組み合わせて提供する方針も打ち出した。Wizに関連する部分では、脆弱性を発見するためにシステムに攻撃を仕掛ける「レッド」、脆弱性を把握した上で修正の方向性を示す「ブルー」、修正を自動化する「グリーン」という3つのエージェントを展開する。
クリアンCEOは「脆弱性の発見と修正を支援する3つのエージェントに加えて、他の組織がどんな防御策を講じているかを示すインテリジェンス層や、ワークフローを自動化する機能も含まれている」と話した。
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