TSMC、光電融合でライバル突き放しへ 半導体の設計情報「PDK」を広く提供

日経XTECH / 3/24/2026

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Key Points

  • TSMCはデータセンターで重要性が増す光電融合向けに、設計情報「PDK(プロセス・デザイン・キット)」を整備し顧客へ幅広く提供することで採用拡大を狙う。
  • これまで光電融合の利用はNVIDIAなど限られた企業にとどまっていたが、PDK整備により設計のハードルを下げ導入を加速させる方針。
  • 光電融合実装技術として、Siフォトニクス向けの「COUPE」を提供しており、EIC(電気回路)とPIC(光回路)を3次元実装技術CoWoSで垂直積層する。
  • EIC側は7nm世代(N7)以降の製造プロセス適用が可能で、より幅広い半導体設計に対応できる体制を進めている。
  • 2026年2月のISSCC 2026で進捗を講演する予定として、光電融合PDKの具体的な前進を示している。
TSMCは光電融合向けにPDKの整備を進めている。画像はTSMCの光電融合向け実装技術を採用したNVIDIAの製品(出所:NVIDIA)
TSMCは光電融合向けにPDKの整備を進めている。画像はTSMCの光電融合向け実装技術を採用したNVIDIAの製品(出所:NVIDIA)
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 台湾積体電路製造(TSMC)がAI(人工知能)データセンターで重要性を増す光電融合技術の主導権を握ろうと新たな手を打つ。同技術を採用した半導体向けの設計情報「PDK(プロセス・デザイン・キット)」を整備し、顧客に幅広く提供する。これまでは米NVIDIA(エヌビディア)など限られた企業が光電融合技術を利用してきたが、設計のハードルを下げて採用に弾みをつける。

 TSMCは光電融合、すなわちシリコン(Si)フォトニクス向けの半導体実装技術である「COUPE」を提供している。エヌビディアがデータセンター内で利用するネットワークスイッチ向け半導体で採用するなど、徐々に広がりを見せている。今後、さらに多くの顧客を開拓するために、TSMCは光電融合向けPDKを整備する。2026年2月開催の半導体集積回路の著名な国際学会「ISSCC 2026」のセミナー(フォーラム)で同社の担当者が講演し、その進捗を明らかにした。

 COUPEは、主に電気回路(EIC)と光回路(PIC)で構成する。3次元実装技術「CoWoS」を用いて、EICチップとPICチップを垂直方向に積層する。EICには、7nm世代(N7)以降の世代の製造プロセスを適用できる。

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