ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は4月2日(米太平洋時間)、VR/AR向け3D技術を手掛ける英Cinemersive Labsを買収すると発表した。機械学習を応用してPlayStation(PS)向けゲームプレイにおける視覚効果を強化し、レンダリング技術を向上させ、プレイヤーに新たなレベルのビジュアルフィデリティを提供することが目的としている。買収総額などの取引条件については公表されていない。
Cinemersive Labsは、2022年に設立されたエジンバラに拠点を置く非上場企業。コンピュータビジョンと機械学習の深い専門知識を持ち、VR/AR向けの次世代没入型3D写真および動画技術で知られる。独自の生成AIを用いてスマートフォンの単一カメラや1枚の写真から6DoFの3Dコンテンツを作成する技術や、サブピクセルレベルの精度で調整された5台の同期カメラを備えたプロ用ポータブル撮影装置などを手掛けている。自社の3D写真や6DoF動画技術を展開する主要プラットフォームとして米Metaの「Meta Quest」向けアプリを提供している。現行のアプリを存続させるかどうかなどは今のところ発表されていない。
買収完了後、Cinemersive LabsのチームはSIEのVisual Computing Groupに合流し、ゲーム内のビジュアルコンピューティング開発に貢献していく。SIEは発表文で「Cinemersive LabsのチームをSIEに迎え入れ、PlayStationを最高の遊び場にし続けることを楽しみにしている」としている。
関連記事
PS5、4月2日から値上げ PS5とPS5 Proは1万8000円アップ
ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、PS5やPS5 Proなどの希望小売価格を4月2日から引き上げると発表した。世界的な経済環境の変化が理由だ。日本市場向けの「PS5 デジタル・エディション 日本語専用」は5万5000円に据え置く。
「コンコード」開発スタジオは閉鎖 SIEが発表 開発に8年かけるも2週間でサービス停止
開発8年、サービス2週間──そんな不名誉な記録を打ち立てたゲーム「コンコード」の開発スタジオが閉鎖される。
ソニー、マルチプレイヤーゲームのFirewalk Studiosを買収
ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、AAAマルチプレイヤーゲーム開発のFirewalk Studiosを買収すると発表した。昨年買収したBungieやHaven Intaractiveのチームと共に「PlayStation向けの新世代のライブ体験を構築」していく。
ソニー、「Destiny」のBungie買収完了 総額約37億ドル
ソニーは、1月末に発表したゲーム企業Bungieの買収を完了したと発表した。買収総額は当初36億ドルとしていたが、約37億ドル。同社はこれで「マルチプラットフォーム開発と、ライブゲームサービスにおける世界クラスの専門知識」を獲得した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
続きを読むには、コメントの利用規約に同意し「アイティメディアID」および「ITmedia NEWS アンカーデスクマガジン」の登録が必要です





