27卒の就活生はESの執筆や面接練習にAIを使うのが「当然」、裏には不安も

日経XTECH / 4/14/2026

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Key Points

  • 27卒の就活生(AIネーティブ世代)は、ES作成や面接練習にAIを使うことが「当然」になりつつあると、大学側研究者が指摘している
  • 2025年夏頃からESの質が飛躍的に良くなった背景として、学生のAI活用が広がった可能性が挙げられている
  • AIを使って企業情報を収集し、応募先を決める学生が増えたことで、就活の入口や企業選定が多彩になっている
  • AIに合同面談会の参加企業リストや自身の就職軸を与えてマッチ度で絞り込むなど、よりパーソナライズされた就活が進んでいる
  • Indeed Japanのリクナビでは、ESの「ガクチカ」をAIが質問に応じて数百文字で文章化する「ガクチカAIアシスタント」(2025年1月〜、対象は2027卒以降)を提供開始している

 「ES(エントリーシート)の作成や面接の練習にAI(人工知能)を使うのはもはや当たり前になってきている」。そう語るのは東京科学大学 学生支援センターの守島利子マネジメント教授だ。「2025年の夏頃からESの質が飛躍的に良くなった。学生のAI活用が広がったからではないか」(守島マネジメント教授)

みん就の就活イベントに参加する就活生
みん就の就活イベントに参加する就活生
(写真:みん就)
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 2027年卒の就活生は大学1年生からAIを使い始めた初代AIネーティブ世代だ。就職活動でもAIを起点とした動きがある。インディードリクルートパートナーズの栗田貴祥リサーチセンター上席主任研究員は「以前は就活サイトが大きな入り口だったが、AIで企業情報を収集してエントリー先を決める学生も増えてきた。入り口が多彩になっている」と述べた。

 AIで志望企業を探すことは新たな出合いを生むこともある。東京科学大学の守島マネジメント教授は「大規模な合同面談会では大手企業に注目が集まりがちだが、あまり大きくない企業の説明を聞く学生もいた。その学生に話を聞くと合同面談会の参加企業のリストと自分の就職活動の軸をAIに与えて、どこが自分に合うかを絞り込んだということだった」と語った。AIを使ってより自分にパーソナライズされた形で就活を進める学生も出てきているようだ。

 就活サイトでもAIを取り入れたサービスが提供され始めている。Indeed Japanが運営する「リクナビ」では、ESによくある「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)」作成をAIでサポートする「ガクチカAIアシスタント」を、2025年1月から2027年卒業以降の学生を対象として提供している。

 ガクチカAIアシスタントの使い方はこうだ。就活生はガクチカとして取り上げるテーマを選択肢の中から選び、具体的な内容や担当した役割などを短い文章で記述する。音声での入力も可能だ。合計で4つの質問に回答すると、入力された内容をAIが解析し数百文字の文章形式にまとめて出力する。

ガクチカAIアシスタントの画面イメージ。質問に答えていくとAIが数百文字のガクチカを作成する
ガクチカAIアシスタントの画面イメージ。質問に答えていくとAIが数百文字のガクチカを作成する
(出所:Indeed Japan)
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