長文の資料をすべて読む、会議の録音を再生して手入力で文字起こし…。そんな地道な作業はもはや不要な時代に。本特集ではGeminiなどのAIサービスを駆使してPDFやメール、動画、音声などを瞬時に要約・分析する技を紹介します。面倒な作業はAIに丸投げして、劇的なタイパを実現しましょう。
「タイパ(タイムパフォーマンス)」という言葉をよく耳にするようになった。これは「時間対効果」、かけた時間に対する効果や満足度のことだ。時間をいかに効率良く使うかを重視する、多忙な現代ならではの造語といえる。
その視点で見直すと、タイパが悪い事例は枚挙にいとまがない。やたらと長いPDFやウェブ記事などを丹念に読んでリポートにまとめたり、長時間の動画を見たり音声を聞いたり……。それを改善してくれるのがAIだ(図1)。AIを使えばあっという間に〝まとめ〟を作成できる。「A4一枚で」などといった指定や、重要点を箇条書きで列挙させることも可能。動画や音声も内容を文字にして要約してくれる。
AIに頼むにはコツがある。こちらの意図をしっかりと伝えること。それゆえ指示(プロンプト)の出し方が出来不出来を左右する(図2)。まずは「500文字程度で」「重要な点を5つ挙げて」などと形式を指定しよう。さらに「話し手の主張を整理して」などと重視したいポイントも伝える。「子供でもわかるように」といった難易度や文体の指定も可能だ。回答に対して、さらに追加の指示を出すこともできる。
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一方で、社外秘の資料などを扱う際は注意が必要だ。...この記事は会員登録で続きをご覧いただけます





