OpenAI、Microsoftとの独占契約を緩和し他クラウドでモデル提供可能に 早速「Amazon Bedrock」で解禁へ

ITmedia AI+ / 4/28/2026

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Key Points

  • OpenAIがMicrosoftとの提携契約を変更し、Azure以外のクラウドでもOpenAIモデルを提供できるようになった。
  • これによりAWSは「Amazon Bedrock」でOpenAIモデル提供を開始する見込みで、提供経路の選択肢が大きく広がる。
  • これまで2019年以降Microsoftが主導してきたAzure独占(非API製品のみ一部例外)は、今回の変更でAPI製品を含む全製品に適用される。
  • 契約更新ではAGI宣言時の知財・開発手法に関する条項が撤廃され、OpenAIのモデル/製品の知的財産権は2032年までMicrosoftが保有する。
  • ただし当面はMicrosoft側のサポート可能な範囲で、まずAzure経由で提供する方針が維持される。

 米OpenAIは4月27日(現地時間)、米Microsoftとの提携契約の内容を変更し、「Microsoft Azure」(以下、Azure)以外のクラウドサービスでもOpenAIのモデルを提供可能になったと発表した。これに伴い、Amazon Web Services(AWS)は「Amazon Bedrock」でOpenAIのモデルの提供を開始する見込みだ。

 2019年にMicrosoftがOpenAIに10憶ドルを出資して以来、OpenAIの製品はAzureで独占的に提供されてきたが、2025年10月の契約更新で非API製品に限り他のクラウドプロバイダーの利用が解禁された。今回の契約変更で、API製品を含む全ての製品が、Azure以外のクラウドサービスを通して提供可能になる。

 今回の発表同日、Amazon.comのアンディー・ジャシーCEOはXで「今後数週間でBedrockでOpenAIのモデルを顧客に直接提供できることにワクワクしている」と述べた。AWSの公式Xアカウントは、AIエージェントに関する「OpenAIのリーダー」とのライブ配信を4月28日9時(現地時間)に開始すると発表した。

 なお、今回の契約更新後もMicrosoftは引き続きOpenAIの主要なクラウドパートナーであり、Microsoft側で必要な機能のサポートが可能な限り、OpenAI製品はまずAzureを通して提供するという。

 また、2025年10月の契約更新では、OpenAIがAGI(汎用人工知能)の実現を宣言した際は、独立した専門家パネルがその宣言を検証し、AGI実現が認められれば(または2030年を迎えたら)Microsoftはモデルの開発手法などに関する知的財産権を手放すことになっていた。今回の契約更新ではその条項が撤廃され、OpenAIのモデルや製品の知的財産権は、2032年までMicrosoftが保有するとされている。

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