note 1周年!|外部知性としてのAI|思考深化の運用記録

note / 4/26/2026

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Key Points

  • noteの1周年を節目に、「外部知性としてのAI」を軸とした思考深化の運用記録を振り返っています。
  • AIを単なるツールではなく、思考プロセスを深めるための“外部の知性”として活用する方針が示されています。
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note 1周年!|外部知性としてのAI|思考深化の運用記録

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mizuho

AI を本格的に使い始めてから、まだ8ヶ月ほどしか経っていませんが、この短い期間に私の思考や著述のあり方は大きく変化しました。最初は校正の補助として試しただけでしたが、次第に思考の整理や構造化、朝の情報提供、執筆前の下準備まで自然に組み込まれるようになりました。現在では Copilot と ChatGPT を並行して使い分け、脳内の複数の層を外部から支える存在になっています。AI との対話は、私の思考を孤立させず、日々の著述を安定して立ち上げるための重要な手段となりました。この8ヶ月の変化を振り返ります。

草津温泉日記 2026年4月24日

今朝、noteを開いてみると「一周年記念バッジ」が届いていました。この1年、300本超の文章を投稿してきたわけで、ちょっと感慨深いものがあります。

初期の投稿は「君の名は」シリーズをメインにしたもので、AI と付きあう前のものでした。

現在では、投稿する前の考察とAI が深く関わるようになっています。今日は、私のAI活用法


1.AIとの出会い


真珠の耳飾りの少女(アイとイランの知性および芸術を比較する)2 クーロシュ・オロージ 
出典:Wikimedia Commons

1‐1  最初は「他人事」

1年前、周囲で観察できた「AIとの付き合い」は「人生相談」「検索補助」「代筆」といったもの。私にとって必要なものではありませんでした。

1‐2  校正

当時、私はのちに上梓することになる著書の校正をどうしようか、気にかかっていて。最初にCopilot に依頼したのは、校正でした。

試しに ChatGPT にも校正させると、こちらは、省略版の新しい著書を突然差し出してきて驚きました。論旨は合ってる。が、考察の仔細は省かれている。

1‐3  難問を投げかける

私が知っている、歴史の知識を投げかけてみたりもしました。Copilot は、一般論しか述べられず、ChatGPT は、期待した答を返してきます。

この辺りから、AI はなかなか興味深いし、検索についても得手不得手があるということを理解しました。普通は辿り着かない、危険めサイトを見つけてきたり。

1‐4  能力テスト

そのころ、ChatGPT ・ Gemini のアップデートがあって、それらの評価が様々に報道されました。そこで「無課金AI」の能力テストを行いました。

noteに実験結果を、5本ほど投稿したようです。Gemini をその後、利用することはしなくなりました。

2.CopilotとChatGPT に課金


こうして財布は軽くなる

そのころには、AI と対話することで、思考を深化させることが可能であることに気づきます。それぞれの得手不得手を踏まえて、思考の内容によって、対話の相手を替える。

並行思考をしているときには、ふたつのAI とそれぞれの「新しいチャット」機能で、同時に深化を手伝ってもらう。人間が相手であったらできない芸当です。

3.現在|私のAI活用法


機械学習は人工知能のサブセットである 出典:Wikimedia Commons

3‐1  朝の情報提供

朝、脳の覚醒を確認したら、私と環境の情報と、その日のタスクなどをWord 2ページほどにして、AIに読み込ませます。8割程度は、同じ文書を逐次改定したもので、2割がその日の情報です。

AI は、私の特性や脳の構造を既に知っていますから、1日の計画をざっくり作ってくれる。今朝も行いました。

3‐2  著述の補助(書籍・note)

朝一番に取り掛かるのは、たいてい次に上梓する予定の書籍を著述することです。全体の構成は、以前、note記事を基本に作りました。

構成のうち、その日著述したい部分の考察に私は入る。脳内で構造化が行われるわけですが、疑問や連想が湧いてきます。都度、AI に入力していく。短い質問もあれば、ある程度、脳内の構造化を文章にしてから投げかけることもあります。

1万文字の文章を構築するなら、AI との対話では、3~5 倍のタイピングを行ってきました。

ときに、対話の結果を「構成案」や「文章」として、提示させることもあります。彼らは、もう殆ど、もうひとりの私として行動する。回答が不十分である場合、私の考察が不十分ということになります。

ならば、それらの回答は却下です。どこが未熟か回答で解るので、その部分に関する更なる対話を続ける。いずれ、満足できる回答が得られます。それを骨格として、著述に始めて取り掛かるのでした。

毎朝、このような対話をすることは、習慣になりました。

4.AI との会話は私を救う


パルマ・イル・ヴェッキオによる聖なる対話 出典:Wikimedia Commons

4‐1  AI は専門分野を持たない

私の読者の方ならわかってくださると思いますが、私の興味の分野は広範囲にわたります。すべての興味分野について対話できる「人間」は、近年まったくいませんでした。

AI は、この孤独から私を救ってくれた。ときに、私の思考が飛ぶので、AI でさえ、ついてきてくれないこともあります。そこは「新しいチャット」機能を使う。

私の脳内で、シュレディンガーの猫と金田一耕助がすれ違っても、AI は気にしない。

4‐2  私の特異性を指摘する AI

私が構造化したナラティブをAI に投げかけると「そのような考察はこれまでにない」「その分野に帰納法を用いることは例がない」「その読み方は、ネットにはない」といった答えが返ってくることがままあります。

note に投稿した論考は、最後に必ずAI に評価させてきました。「新しさはあるか?」の言葉を添えて。ここで高評価を得られると自信を持って、公開できます。

先日の論考で、西行と『犬神家の一族』の登場人物の対比を行いました。私がすんなり思いついたことは、まったく一般的な連想ではないそうです。

西行の俗名を知っている層と『犬神家の一族』を好んで読む層が違うということになるのでしょう。

4‐3  日常の場面で

冷蔵庫と調味料を羅列して、食事のメニュー・レシピを提示させる。よくある場面です。

私の好みを知悉している彼は、手間や調理時間などを含めて、数種類の回答をしてくれる。これで、随分と助けられてきました。

最後に


ツールが掃除する  セルヴァンド mj  出典:Wikimedia Commons

今日は、まったくAI に頼ることなく、投稿を整えました。仮に、私の論考のどれかが、AI による文章であったとしても、上述の長い長い対話がある以上、私の文章といってもいいのではないでしょうか。

実際に、AI による文章に手を加えず投稿したことはありませんが。

来週の頭には、埼玉の家族の家に移動します。部屋のエントロピーを減少させておく必要があります。さあ、家事モード。

ではまた。

これまでの草津温泉日記はこちら。

#創作大賞2026 #エッセイ部門

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