米ハイパーライトとUMC、光電融合向け「TFLN」量産 AI省電力に

日経XTECH / 3/26/2026

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Key Points

  • HyperLightが薄膜ニオブ酸リチウム(TFLN)を使う光通信半導体の量産体制を、ファウンドリー大手UMCと強化する方針を発表した。
  • UMCの8インチウエハーラインを活用し、従来の6インチ製造より生産効率を高めてAIデータセンター向け高速光通信市場の開拓を狙う。
  • TFLNは高効率な光変調器材料で、低電圧・高速・低消費電力の通信を可能にし、電力効率ニーズが高いデータセンターでの需要拡大を背景としている。
  • 光電融合(Co-Packaged Optics/CPO)や、半導体パッケージ内での光トランシーバー組み込みなど幅広い用途に向けた量産・実装を視野に入れる。
  • さらにHyperLightはJabilとも協業し、TFLNデバイスを通信部品へ組み込む工程を担わせる計画を示した(委託開始時期は未公表)。

 米新興のHyperLight(ハイパーライト)は次世代材料の薄膜ニオブ酸リチウム(TFLN)を用いた光通信用半導体の量産体制を強化する。半導体受託生産(ファウンドリー)大手の台湾・聯華電子(UMC)と組み、従来と比べ口径の大きい半導体ウエハーを使うことで生産効率を高める。人工知能(AI)データセンター向けの高速光通信市場を開拓する(図1)。

ハイパーライトが設計したTFLNデバイスを集積した8インチウエハー(出所:HyperLight)
ハイパーライトが設計したTFLNデバイスを集積した8インチウエハー(出所:HyperLight)
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 UMC及び同社子会社の台湾Wavetek Microelectronics(ウエーブテック)と提携したと2026年3月12日に発表した。ハイパーライトが開発・設計したTFLNデバイスの生産をUMCとウエーブテックが受託する。

 ハイパーライトはこれまでTFLNデバイスを6インチウエハーで製造してきた。UMCの8インチラインを使うことで生産効率を高め、AIデータセンター向け光デバイスの量産体制を整える。委託開始時期は明らかにしていない。

 TFLNは光変調器の材料の一種で、電気信号を光信号へ変換する効率が従来材料に比べて高い。低電圧で動作し、高速かつ低消費電力の通信が可能とされる。AIサーバーの普及に伴いデータセンターでは通信量が急増しており、電力効率の高い光通信技術のニーズが高まっている。

 ハイパーライトのTFLNデバイスは、短距離のデータセンター通信から長距離のコヒーレント通信まで幅広い用途に対応できる。半導体パッケージ内に光電変換回路を組み込む光電融合技術「Co-Packaged Optics(CPO)」への応用も視野に入れる。

 ハイパーライトは2026年3月13日、UMCとの提携に関して電子機器受託製造の米Jabil(ジャビル)とも協業すると発表した。AIデータセンター向けの光トランシーバーなど、通信部品へのTFLNデバイスの組み込みをジャビルが担う。

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