Google、Geminiへの「乗り換え」支援機能を発表 ChatGPT等の設定や履歴を継承可能に

ITmedia AI+ / 3/27/2026

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Key Points

  • GoogleがGeminiに、他社AIからの「メモリー」や「チャット履歴」移行を支援する新機能を発表し、乗り換え時も初期からパーソナライズされた状態で会話を始められる狙いだ。
  • 「メモリー」移行は、Geminiが提示する専用プロンプトを他社アプリ(例:ChatGPTやClaude)の入力欄に入れ、出力された設定要約をGeminiに貼り付ける仕組みで、解析結果は今後の会話コンテキストとして安全に保存される。
  • 「チャット履歴」移行は、他社からエクスポートしたチャット履歴ZIPをGeminiへアップロードすることで、過去スレッドの検索や継続再開を可能にする。
  • 対象は一般ユーザー(一部地域除く)で、ビジネス/エンタープライズ/18歳未満アカウントは未サポートであり、Geminiアプリ内の名称も「過去のチャット」→「メモリー」へ段階的に変更する計画がある。

 米Googleは3月26日(現地時間)、他社のAIサービスから「Gemini」に移行しやすくするための新機能を発表した。ユーザーがこれまで他のAIアプリで築いてきたコンテキストや設定をGeminiに引き継ぐことで、最初からパーソナライズされた状態で会話を始められるようにする狙い。

 import 1

 この機能は、一部の地域(EEA、英国、スイス)を除くすべての一般ユーザーを対象に、同日から順次提供され、ユーザーの設定画面から利用できる。なお、ビジネス、エンタープライズ、および18歳未満のアカウントは現在サポートされていない。

 このインポート機能には、大きく分けて「メモリー」と「チャット履歴」の2種類がある。メモリーのインポートでは、ユーザーの興味関心や個人的な背景などの情報を引き継ぐことができる。

 手順は、Geminiの設定画面から「メモリーをGeminiにインポート」を選択すると専用のプロンプトが提示される。これを現在利用している他社のAIアプリ(米OpenAIのChatGPTや米AnthropicのClaudeなど)のプロンプト欄に入力し、出力されたユーザー設定の要約をコピーしてGeminiに貼り付けるというシンプルな仕組みだ。Geminiはその情報を解析し、今後の会話のコンテキストとして安全に保存する。

 import 2 設定に追加された新機能
 import 3 メモリーのインポート画面

 過去のチャット履歴全体を引き継ぐことも可能だ。他社のAIサービスからエクスポートしたチャット履歴のZIPファイルをGeminiにアップロードすることで、過去の会話スレッドを検索したり、以前の続きからシームレスに会話を再開したりできる。

 Googleはこれらの進化に合わせて、アプリ内の「過去のチャット」という名称を数週間かけて「メモリー」に変更する計画だ。

 AIアシスタントの乗り換えを容易にする動きは他社でも進んでおり、競合となるAnthropicも3月3日、他のAIプロバイダーからコンテキストや好みを「Claude」にインポートできる機能を発表している。

 Googleの親会社Alphabetは第4四半期の業績発表の際、GeminiのMAUが7億5000万人を超えたと発表した。OpenAIは2月、週間のアクティブユーザー数が9億人に達したと発表している。AnthropicはClaudeのユーザー数について公式に発表してはいない。

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