Microsoft、「Copilot Cowork」をFrontierで提供開始 「GPT」と「Claude」を組み合わせる機能も

ITmedia AI+ / 3/31/2026

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Key Points

  • MicrosoftはMicrosoft 365の新機能「Copilot Cowork」をFrontierプログラムで提供開始し、マルチモデル活用の方向性を前面に出している。
  • Researcherの新機能として「Critique」を追加し、GPTが計画・検索・初期草稿生成を担い、Claudeがレビュアーとして根拠や網羅性などを厳密評価して改善する仕組みを導入した。
  • 「Council」ではGPTとClaudeを同時に独立実行し、判定モデルが両者のレポートを評価して一致点・相違点・各モデル固有の洞察を要約提示するため、ユーザーが多角的に比較検討できる。
  • Frontierプログラム参加方法はMicrosoftのWebサイトで案内されており、日本語の関連ページは未更新のため、提供対象やアクセス状況の確認が必要。

 米Microsoftは3月30日(現地時間)、10日に発表した「Microsoft 365」の新機能「Copilot Cowork」のFrontierプログラムでの提供を開始したと発表した。また、“マルチモデルインテリジェンス”採用の「Researcher」の新機能も発表した。

 cowork (画像:Microsoft)

 Researcherは、複数の情報源から情報を統合し、包括的な分析と引用に基づく信頼性の高い回答を生成することで、複雑な調査タスクの解決を支援する機能。このResearcherの精度と深さをさらに向上させるため、「Critique」と「Council」という2つの新しいマルチモデル機能を導入した。

 Critiqueは、米OpenAIの「GPT」と米Anthropicの「Claude」を組み合わせ、文章の生成プロセスと評価プロセスを分離するシステムだ。従来のAI調査が単一のモデルで全工程を処理していたのに対し、CritiqueではGPTがタスクの計画、情報検索、初期草稿の生成を担当し、Claudeが専門のレビュアーとして機能し、情報源の信頼性、レポートの網羅性、厳密な証拠に基づく根拠付けの3つの観点から内容を厳しく評価し、改善する。

 critique GPTが生成し、Claudeが改善(画像:Microsoftの動画より)

 Councilは、異なるモデルの回答をユーザーが比較検討するための機能。Critiqueが複数のモデルを内部で協働させて1つの回答を磨き上げるアプローチであるのに対し、Councilは、AnthropicとOpenAIのモデルを同時に独立して実行させ、それぞれのレポートを出力させるアプローチをとる。専用の判定モデルが両者のレポートを評価し、見解が一致している部分や分岐している部分、各モデルならではの独自の洞察を要約して提示するため、ユーザーは多角的な視点を得ることができる。

 council Council結果例(画像:Microsoft)

 Frontierプログラムへの参加方法についてはMicrosoftのWebサイトを参照されたい(本稿執筆現在、日本語版の関連Webサイトはまだ更新されていない)。


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