シーメンス、AIを製造現場へ本格実装 自律制御をハノーバーメッセで披露

日経XTECH / 5/7/2026

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Key Points

  • シーメンスは、AI活用をデジタル空間でのシミュレーションや作業支援にとどめず、製造現場での機械制御や自律的実行まで広げる方針を打ち出した。
  • ハノーバーメッセ2026(HM26)で、エンジニアリング作業を自律的に完了する「エージェントAI」と、未知の状況に柔軟に対応して機械を制御する「フィジカルAI」の実装を披露・注力するとした。
  • 従来の人手で作成したプログラム通りにしか動かない機械から脱却し、急な仕様変更やトラブルが起きても機械が状況を認識して最適動作を判断し、生産継続を可能にする「自律型工場」の構築を本格化する。
  • 「AIが現実世界とつながった」という表現で、AIの現場実装がすでに進行している点を強調した。

 ドイツSiemens(シーメンス)が、AI(人工知能)活用を、デジタル空間でのシミュレーションや作業支援から、製造現場での機械制御や自律的実行へと引き上げる。世界最大級の産業展示会「HANNOVER MESSE 2026(ハノーバーメッセ)」(ハノーバー国際見本市会場、2026年4月20~24日、以下、HM26)でシーメンスのデジタルインダストリーズ(DI)部門CEO(最高経営責任者)のCedrik Neike(セドリック・ナイケ)氏は「AIが瓶から飛び出して現実世界とつながった」と述べ、AIの現場実装が進んでいると強調した。

プレスカンファレンスに登壇した[勝吉1.1]セドリック・ナイケ氏。「シーメンスの最大のテーマは、瓶の中の脳を現実の物理世界にいかに接続するかという点にある」と、SF作品によく登場する例になぞらえて説明した(写真:日経クロステック)
プレスカンファレンスに登壇した[勝吉1.1]セドリック・ナイケ氏。「シーメンスの最大のテーマは、瓶の中の脳を現実の物理世界にいかに接続するかという点にある」と、SF作品によく登場する例になぞらえて説明した(写真:日経クロステック)
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 同社はHM26において、AIを活用してエンジニアリング作業を自律的に完了する「エージェントAI」と、未知の状況に柔軟に対応して機械を制御する「フィジカルAI」の実装に注力していることをアピールした。

 人間が書いたプログラム通りにしか動けない従来の機械から脱却し、急な仕様変更や現場のトラブルが発生しても機械自身が状況を認識し、最適な動作を判断して生産を継続する「自律型工場」の構築を本格化させている。

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