NECがアンソロピックと協業、「GAFAとは違う」文化の取り込み狙う

日経XTECH / 4/30/2026

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Key Points

  • NECが米Anthropicと「グローバルパートナー」として提携契約を結び、日本企業としてはNECが初の協業となった。
  • 協業は①金融・製造・自治体向けに業務特化型AIソリューションを共同開発、②NECのDXブランド「BluStellar」のシナリオにClaudeを適用、③ClaudeのNECグループへの大規模展開、の3本柱で進める。
  • 取り組みの背景には、日本企業がOpenAIやGoogle Cloud、NVIDIAなど海外AI勢と連携を強める流れがあり、NECはその一環として位置付けられる。
  • NEC側は交渉が直近3週間でまとまり「すさまじい速さで決まった」と振り返り、提携決定のスピード感が示されている。

 NECはこのほどAI(人工知能)モデル開発の米Anthropic(アンソロピック)と「グローバルパートナー」としての提携契約を結んだ。日本企業としてはNECが初となる。

 NECとアンソロピックによる協業策は大きく3つある。1つめはAIソリューションの共同開発だ。具体的には金融・製造・自治体などの業種別に、業務特化型のAIソリューションを開発する。セキュリティーや日本特有の法規制準拠、品質など厳格な要件が求められる顧客を対象としている。

 2つめはNECのDX(デジタル変革)ビジネスのブランド「BluStellar(ブルーステラ)」に対してアンソロピックのAIモデル「Claude」を適用することだ。企業の業種や課題別に用意している課題解決のフォーマット「シナリオ」が対象となる。さらに、ClaudeのNECグループへの大規模展開も進める。これが3つめの柱だ。

 日本のIT大手は近年、AI分野で海外テック大手との連携を強化している。NTTデータグループが米OpenAI(オープンAI)や米Google CloudとAIエージェント事業で提携した。富士通も米半導体大手エヌビディアと、AI半導体やAIエージェントなど複数分野での共同開発を発表した。NECとアンソロピックの組み合わせもこうした動きの一環だ。

「すさまじい速さで決まった」アンソロピックとの協業

 NECが4月24日に開いたブルーステラの新戦略発表会で、吉崎敏文執行役副社長兼COO(最高執行責任者)は交渉の内幕を明かした。提携協議が本格化したのは直近の3週間で、最終的にまとまったのは発表会の2日前だったという。吉崎副社長は「すさまじい速さで決まった」と振り返る。

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