NECが人材育成サービスを刷新 「今後必要とされる人材像」を再定義した背景

ITmedia AI+ / 4/27/2026

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Key Points

  • NECはDX人材育成サービス「BluStellar Academy for DX」を2026年5月から段階的に全面リニューアルし、「AX(AI Transformation)人材」の育成と組織変革をAIエージェントで伴走支援すると発表した。
  • NECはAX人材を「AIを前提に価値を設計し、成果創出をリードできる人材」と定義し、AIを業務効率化ツールとして使うDX人材との違いを明確化した。
  • リニューアル後は組織変革サイクルを「目的(Goal)」「計画(Plan)」「育成(Training)」「評価(Evaluation)」の4フェーズに分け、各フェーズへ独自AIエージェントを組み込む設計としている。
  • ナレッジチェックやディスカッション、情報発信の最適化などを通じて「習慣化」と「共通言語化」を促し、社内文化の醸成や人材戦略の一貫支援を狙う。
  • 従来の研修プログラム中心の提供から、課題設定〜分析・検証〜施策立案・実行までを通しで支援する伴走型へとサービスの提供形態を転換する。

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 NECは2026年4月22日、DX(デジタルトランスフォーメーション)人材育成サービス「BluStellar Academy for DX」を段階的に全面リニューアルすると発表した。同社独自のAIエージェントを活用し、「AX(AI Transformation)人材」の育成とAIネイティブな組織への変革を伴走支援する。2026年5月から順次提供する予定だ。

「目的」「計画」「育成」「評価」の4フェーズをAIエージェントで支援

 NECは、今回打ち出した「AX人材」について「AIを前提に価値を設計し、成果創出をリードできる人材」と定義する。「AX」は、AIによる自動実行を前提として企業活動や業務を変革する取り組みを指す。DX人材がAIを業務効率化のツールとして使いこなすのに対し、「AI人材は、AIとともに新たな付加価値を創出することに主眼を置く」としている。

 企業が求める人材像をNECが改めて定義した背景には、AIの位置付けが、業務支援ツールから意思決定や実行を支える組織の中核的存在に変化しつつある状況がある。さまざまな業務領域にAIが浸透する「AIネイティブ」な環境では、より高い創造性や専門性が求められる高付加価値業務に注力することが従業員に期待される。

 リニューアル後のBluStellar Academy for DXは、組織変革サイクルを「目的」(Goal)、「計画」(Plan)、「育成」(Training)、「評価」(Evaluation)の4フェーズに切り分け、独自のAIエージェントを各フェーズに組み込む。

BluStellar Academy for DXが目指す、AI伴走型組織変革サイクルのイメージ(出典:NECのプレスリリース) BluStellar Academy for DXが目指す、AI伴走型組織変革サイクルのイメージ(出典:NECのプレスリリース)

 サービスのリニューアルに合わせ、AIやAIエージェントによる自動化機能を搭載した新サービスの提供も開始する。ナレッジチェックやディスカッションを通じて、組織と人材が双方向で共有、検討する機会を設け、「習慣化」と「共通言語化」を促すことで社内文化の醸成を支援する。

 これまで人手で実施してきたナレッジ提供の各種工程について、AIエージェントとAIトレーナーによる自動化を進める。個々に最適化された情報発信を実現するとしている。

 NECは2013年から社内でDX人材育成に取り組み、2019年からは人材育成サービスを外部に向けて提供してきた。従来は、計画に基づく目的別の育成メニューを研修プログラムとして提供する形だった。今回のリニューアルにより、課題設定や分析、検証、施策立案、実行を一貫して支援する人材戦略伴走型サービスとして提供するとしている。

BluStellar Academy for DXの構成イメージ(出典:NECのプレスリリース) BluStellar Academy for DXの構成イメージ(出典:NECのプレスリリース)

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