NVIDIAが直流800V給電、AIデータセンターで推進

日経XTECH / 5/2/2026

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Key Points

  • NVIDIAがAIデータセンター向けに直流800V給電(HVDC)を検討し、増大する消費電力に対する電力効率の改善を狙っている。
  • サーバーラックの外で交流を直流800Vへ変換し、GPU周辺まで低損失で大電力を供給する構想で、従来のラック内変換より有利と期待されている。
  • 给電方式の転換はサーバーだけでなくデータセンターの電力設備全体に波及するため、パワーデバイス半導体や電力システム関連企業との協業で検討を進める方針。
  • 協業先としてInfineon、ローム、Texas Instruments、Schneider Electricなどが挙がる一方、国内導入では法規制が障壁になり得る点が指摘されている。

 米NVIDIA(エヌビディア)が、AIサーバーへの直流800V給電に乗り出す。消費電力が増大するAIデータセンターの電力効率を高めるのが狙いだ(図1)。AI半導体で圧倒的なシェアを持つエヌビディアが動いたことで、データセンター内の電力供給システムに変革が起きそうだ。ただし、国内での導入に向けては法規制の壁が立ちはだかる可能性がある。

図1 AIデータセンターのイメージ(出所:NVIDIA)
図1 AIデータセンターのイメージ(出所:NVIDIA)
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 いわゆる「高電圧直流(HVDC)」による電力供給を検討する。2025年5月、同社の技術ブログで言及した。

業界大手がパートナーに

 サーバーラックの外で交流電力を直流800Vに変換し、GPU(画像処理半導体)の周辺まで届ける構想だ。ラック内で交流電力を直流電力に変換する現在の方式と比べて、より大きな電力を低損失でAIサーバーに供給できるとの期待がある。

 給電方式の変更は、サーバー本体だけでなく、データセンターの設備に広く関わってくる。そこで同社は他社との協業で検討を進める方針だ。パワーデバイスを扱う半導体メーカーや、電力システムの関連製品を手掛ける企業などが参画する。

 ドイツInfineon Technologies(インフィニオンテクノロジーズ)やローム、米Texas Instruments(テキサス・インスツルメンツ)、フランスSchneider Electric(シュナイダーエレクトリック)などの企業が協業先として名を連ねる。

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AIサーバーに物理的な制約

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