NVIDIAが直流800V給電、AIデータセンターで推進

日経XTECH / 5/5/2026

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Key Points

  • NVIDIAがAIデータセンター向けに直流800V給電(高電圧直流/HVDC)を検討し、電力効率向上を狙うと報じられた。
  • ラック内での交流→直流変換に比べ、サーバーラック外で交流を800V直流に変換してGPU周辺まで低損失で供給できる可能性がある。
  • 給電方式の変更はサーバーだけでなくデータセンターの電力供給設備全体に影響するため、複数企業との協業で検討を進める方針。
  • 協業先としてInfineon、ローム、Texas Instruments、Schneider Electricなどが挙げられており、業界の電力/パワー半導体領域の連携が進みそうだ。
  • 国内導入では法規制が障壁になる可能性があり、技術だけでなく制度面の適合が鍵になる。

 米NVIDIA(エヌビディア)が、AIサーバーへの直流800V給電に乗り出す。消費電力が増大するAIデータセンターの電力効率を高めるのが狙いだ(図1)。AI半導体で圧倒的なシェアを持つエヌビディアが動いたことで、データセンター内の電力供給システムに変革が起きそうだ。ただし、国内での導入に向けては法規制の壁が立ちはだかる可能性がある。

図1 AIデータセンターのイメージ(出所:NVIDIA)
図1 AIデータセンターのイメージ(出所:NVIDIA)
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 いわゆる「高電圧直流(HVDC)」による電力供給を検討する。2025年5月、同社の技術ブログで言及した。

業界大手がパートナーに

 サーバーラックの外で交流電力を直流800Vに変換し、GPU(画像処理半導体)の周辺まで届ける構想だ。ラック内で交流電力を直流電力に変換する現在の方式と比べて、より大きな電力を低損失でAIサーバーに供給できるとの期待がある。

 給電方式の変更は、サーバー本体だけでなく、データセンターの設備に広く関わってくる。そこで同社は他社との協業で検討を進める方針だ。パワーデバイスを扱う半導体メーカーや、電力システムの関連製品を手掛ける企業などが参画する。

 ドイツInfineon Technologies(インフィニオンテクノロジーズ)やローム、米Texas Instruments(テキサス・インスツルメンツ)、フランスSchneider Electric(シュナイダーエレクトリック)などの企業が協業先として名を連ねる。

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AIサーバーに物理的な制約

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