ローカルLLMのOllamaを活用、クリップボードアプリを開発しよう

日経XTECH / 3/27/2026

💬 OpinionTools & Practical Usage

Key Points

  • ローカルLLM環境のOllamaを前提に、OpenHands CLIへ仕様書を渡してアプリを一気に生成する手順を紹介しています。
  • 例としてPython + TkinterでGUIの「クリップボードアプリ」(copy/pasteボタン、最大200文字表示のテキストボックス)を作る流れが示されます。
  • Windows側でUTF-8のrequest.txtとして仕様書を作成し、Ubuntu側の作業ディレクトリにコピーしてOpenHands CLIに読み込ませます。
  • 生成AIはソフト/サービスの更新が速いため、記事通りに操作しても動かない可能性がある点への注意喚起があります。

本特集の内容は原稿執筆・編集期間(2025年11月〜12月)での情報や各種ソフトウエア/サービスのバーションに基づいています。生成AI関連のソフトウエアは変化が非常に速いので、本特集の通りに操作しても、ソフトウエアが正しく動かない可能性があります。この点はご留意ください。

クリップボードアプリを作る

 アプリ作成の簡単な例として、クリップボードにテキストをコピーできたり、クリップボードのテキストをペーストできたりする、GUIの「クリップボードアプリ」を作ってみます。

 Hello, world!プログラムのときと同じように、アプリのディレクトリとして「myapp」を作り、myappディレクトリへ移動してからOpenHands CLIを起動します。

 今回はアプリの仕様書を渡して、一気にコードを作成してもらいましょう。まず、Windows側でテキストエディターを起動して、次の文章を記述します。

次の条件を満たすアプリを作ってください。

  • 使う言語はPython。
  • Tkinterを使ってアプリの画面を表示する。
  • アプリの画面にテキストボックスとcopyボタンとpasteボタンを配置する。
  • テキストボックスは最大で200文字を表示可能なサイズにする。
  • copyボタンを押すと、テキストボックスの内容をクリップボードにコピーする。
  • pasteボタンを押すと、クリップボードの内容をテキストボックスにペーストする。

 記述が終わったら、「request.txt」のファイル名で保存します。文字コードはUTF-8にします。このファイルが、アプリの仕様書になります。

 request.txtをUbuntu側のmyappディレクトリにコピーします。Windowsのエクスプローラーを起動し、アドレスバーに次のパスを入力します。

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 myappディレクトリにアクセスできるので、request.txtをコピーしましょう(図14)。

図14●Ubuntu側のmyappディレクトリにrequest.txtをコピー
図14●Ubuntu側のmyappディレクトリにrequest.txtをコピー
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 では、OpenHands CLIに戻って、次のプロンプトを入力します。

request.txtの条件を満たすアプリを作ってください。

 すると、request.txtを読み込んで、処理を始めてくれました(図15)。

図15●request.txtを読み込んで、処理を始めてくれた
図15●request.txtを読み込んで、処理を始めてくれた
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ただしそのうち、「pyperclip」というライ...

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