アナログ・デバイセズ日本法人新代表「フィジカルAIに大きな商機」

日経XTECH / 5/15/2026

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Key Points

  • ADIの日本法人(アナログ・デバイセズ)新代表の齊藤秀明氏が、AIがデータセンターからエッジへ広がる「フィジカルAI」拡大を大きな商機と位置付けている
  • 齊藤氏はエンジニア出身ではないが、25年以上の半導体業界でのセールス/マネジメント経験を背景に、成長領域の取り込みに意欲を示した
  • Gartnerの見通しとして、世界半導体市場は2025年に前年比22.4%成長して8000億米ドル規模、2026年は63.9%成長して1兆3200億米ドルに到達する見込みとされる
  • ADIはGPUやHBMなどAI半導体の主役領域を扱わない一方で、フィジカルAIを支える領域での伸長可能性を探る問題意識が示された

 米Analog Devices(ADI)日本法人のアナログ・デバイセズの新たな代表取締役に就いた齊藤秀明氏に話を聞いた。同氏はエンジニアではないが、25年以上にわたって半導体業界でセールスやマネジメントの職を担ってきた。AI(人工知能)がデータセンターからエッジに広がり、いわゆるフィジカルAIが盛んになることはADIとアナログ・デバイセズ、そして同氏にとって大きなチャンスだと意気込みを語った。

齊藤秀明(さいとうひであき)氏。アナログ・デバイセズ代表取締役とADIのインダストリアル&ヘルスケアアジアパシフィック&ジャパンセールスディレクターを兼任する(写真:日経クロステック)
齊藤秀明(さいとうひであき)氏。アナログ・デバイセズ代表取締役とADIのインダストリアル&ヘルスケアアジアパシフィック&ジャパンセールスディレクターを兼任する(写真:日経クロステック)
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 世界半導体市場はAIブームを背景に拡大を続けている。米Gartner(ガートナー)によれば、同市場は2025年に前年比22.4%成長し初めて8000億米ドル規模に達した。勢いは増し、26年は同63.9%成長し、1兆3200億米ドル(約210兆円)に到達すると同社は見込む。ADIはAI半導体の代表格のGPU(画像処理半導体)やHBM(広帯域メモリー)を扱っていない。同社はAIブームに乗れているのか。2026年1月1日付でアナログ・デバイセズ代表取締役に就いた齊藤氏に聞いた。

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