Wikipedia、LLMによる記事生成を原則禁止に

ITmedia AI+ / 3/27/2026

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Key Points

  • Wikimedia Foundationが、記事コンテンツの生成または書き換えにLLM(ChatGPT、Gemini、DeepSeek等)を原則禁止するようコンテンツガイドラインを更新した。
  • 禁止は「コアコンテンツポリシー違反が起きやすい」ことを理由としており、例外を除く運用変更として明記されている。
  • 例外は、編集者が自分の文章に対してLLMで基本的な校正提案を行い人間レビュー後に一部を組み込む場合、ならびに他言語版記事の英語版への翻訳にLLMを使う場合(ただし別ガイドライン順守)である。
  • 生成・書き換え判定の具体基準は明示されず、文体だけでなくテキストがポリシー準拠しているかや編集者の直近編集内容などより多くの証拠を考慮する方針が示されている。

 Wikipediaを運営する非営利団体Wikimedia Foundationは3月20日(UTC)にコンテンツガイドラインを更新し、記事コンテンツの生成または書き換えにLLMを使用することを禁止すると明記した。

 「ChatGPT、Gemini、DeepSeekなどの大規模言語モデル(LLM)によって生成されたテキストは、Wikipediaのコアコンテンツポリシーのいくつかに違反することがよくあります。そのため、以下の2つの例外を除き、記事コンテンツの生成または書き換えにLLMを使用することは禁止されています。」とある。

 wikipedia

 2つの例外とは、編集者がLLMを使用して自身の文章に基本的な校正を提案し、人間のレビュー後にその一部を組み込むことと、LLMを使用して他言語版Wikipediaの記事を英語版に翻訳することだ。ただし、後者については、Wikipedia:LLM支援翻訳に記載されているガイドラインに従う必要がある。

 記事がLLMで生成されたものかどうかの判断基準などは明示されていない。「編集者の中には、LLMと似たような文体を持つ人もいるかもしれません。制裁を正当化するには、文体や言語上の特徴だけでなく、より多くの証拠が必要であり、テキストがコアコンテンツポリシーに準拠しているか、また、当該編集者による最近の編集内容を考慮するのが最善です」となっている。

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