Claude Opus最新版「4.7」公開 「難しいコーディングも任せられる」「指示を無視せずちゃんと守る」 プロンプト再調整推奨

ITmedia AI+ / 4/17/2026

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Key Points

  • Anthropicはソフトウェア開発・画像認識能力を高めた「Claude Opus 4.7」を一般公開し、特に難しいコーディングを任せられる点や指示順守の向上を強調した。
  • 従来より指示を文字通り受け取りやすくなったことで、既存のプロンプトや実行環境は想定外の結果につながる可能性があり、プロンプトの再調整を推奨している。
  • 画像認識は長辺2576px相当の約3.75メガピクセルまで処理可能になり、開発以外の視覚タスクにも適用幅が広がる。
  • セキュリティ面では、未公開の上位モデル「Claude Mythos Preview」の課題(サイバー攻撃能力)を踏まえ、Opus 4.7では学習時の低減と禁止・高リスク用途の自動検出による遮断セーフガードを搭載した。
  • 料金はOpus 4.6と同額だが新トークナイザーでトークン消費が増える可能性があり、タスクバジェット(パブリックβ)や週間レート制限リセットなどの対策機能を提供する。

 米Anthropicは4月16日(米国時間)、ソフトウェア開発能力や画像認識能力などを高めた最新AIモデル「Claude Opus 4.7」を一般公開した。

 「ユーザーからは、これまで綿密な監視が必要だった最も困難なコーディング作業を安心して任せられるとの声が寄せられている」「指示の順守能力が大幅に向上している」などと進化をアピール。未公開の最上位モデル「Claude Mythos Preview」はサイバー攻撃能力が課題になっていたが、Opus 4.7ではこの能力を抑制したという。

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画像 ホワイトカラー業務を想定したタスクで、AIモデル同士の回答を比較評価した結果をEloスコア(数値が高いほど優秀)で示したグラフ(GDPVal-AAベース)

 従来モデルは、ユーザーの指示を緩やかに解釈したり一部を飛ばしたりしていたが、Opus 4.7は指示を文字通り受け取る。このため、従来モデル向けに書かれたプロンプトや実行環境は「想定外の結果を生むことがある」とし、再調整を推奨している。

 画像認識性能も強化し、従来比3倍超の約3.75メガピクセル(長辺2576ピクセル)まで処理できるようになった。

 より高性能な未公開モデル「Claude Mythos Preview」はサイバー攻撃能力の高さが課題となっており、サイバーセキュリティプログラム「Project Glasswing」での限定的な活用が決まっている。

 Opus 4.7は「Project Glasswing」の方針に従った最初のモデルとして、学習時にサイバー攻撃能力を低減させる試みを行った上で、禁止用途や高リスクの用途を自動検出して遮断するセーフガードを搭載した。

 料金はOpus 4.6と同じで、100万入力トークン当たり5ドル、100万出力トークン当たり25ドルだが、新しいトークナイザーの採用により同じ入力でも1.0~1.35倍程度のトークン数に変換されるため、トークン消費は前モデルより増える可能性がある。対策として、トークン消費量を制御できる「タスクバジェット」機能をパブリックβで提供する他、有料ユーザー向けに5時間/週間のレート制限をリセットした。

 早期検証企業からはコーディング性能の向上を示す報告が相次いでいるという。Cursorの社内ベンチマーク「CursorBench」ではOpus 4.6の58%から70%へ上昇。楽天グループの「Rakuten-SWE-Bench」では、本番環境相当のタスク解決数がOpus 4.6の3倍に達した。

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