3つどもえの激しい主権争い続くAI、最も勢いがあるのはGemini

日経XTECH / 5/7/2026

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Key Points

  • ChatGPT、Copilot、Geminiの3陣営が激しい性能競争を続け、ユーザーがどのAIを選ぶべきか迷う状況になっている
  • LLMを中核に、画像・音声まで扱うマルチモーダル対応など、各社の提供価値を軸に「覇権」を争っている
  • MicrosoftはオープンAIのGPTをベースにCopilotを展開し、GoogleはBardからGeminiへと進化させて追い上げている
  • 先行するChatGPTの火付け以降、LLMは継続的にバージョンアップされ、競争は終わっていない

 OpenAI(オープンAI)のChatGPTが火を付けたAIブーム。その後マイクロソフトがCopilotを、グーグルがGeminiを発表し、3社が三つどもえの激烈な覇権争いを展開している(図1図2)。ユーザーにとって、どのAIを選択するか判断に迷う状況だ。

図1 生成AI大手3社が展開するチャットAI。頭脳となる大規模言語モデル(LLM)は、グーグルとオープンAIが激しい性能競争を繰り広げる。マイクロソフトは提携先のオープンAIの「GPT」をベースとしてCopilotを展開。いずれも画像や音声に対応するマルチモーダルAIとなる。個人向けでは、音楽生成にも対応するGeminiが総合力で一歩リードする
図1 生成AI大手3社が展開するチャットAI。頭脳となる大規模言語モデル(LLM)は、グーグルとオープンAIが激しい性能競争を繰り広げる。マイクロソフトは提携先のオープンAIの「GPT」をベースとしてCopilotを展開。いずれも画像や音声に対応するマルチモーダルAIとなる。個人向けでは、音楽生成にも対応するGeminiが総合力で一歩リードする
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図2 生成AIブームの先駆けとなったのが、2022年11月に一般公開されたオープンAIのChatGPT。そのオープンAIと資本関係を強化したマイクロソフトが翌年2月にBingチャットを提供開始(現Copilot)。最後発として翌月にグーグルがBardの提供を始めた(現Gemini)。表は主な出来事でLLMは継続的にバージョンアップされている
図2 生成AIブームの先駆けとなったのが、2022年11月に一般公開されたオープンAIのChatGPT。そのオープンAIと資本関係を強化したマイクロソフトが翌年2月にBingチャットを提供開始(現Copilot)。最後発として翌月にグーグルがBardの提供を始めた(現Gemini)。表は主な出来事でLLMは継続的にバージョンアップされている
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