米Anthropicは4月23日(現地時間)、「Claude」の「コネクタ」の接続先サービスを拡充したと発表した。Uber EatsやTripadvisor、Spotify、Audibleなどに接続できるようになった。
これにより、これまでの仕事向けの連携から、日常生活で利用するアプリへと機能が大きく拡張されるとしている。 新たな接続先には、Booking.com、Instacart、Intuit TurboTax、Taskrabbitなども含まれており、今後さらに追加される予定だ。
コネクタは、Claudeを外部のサービスと連携させ、Claudeの機能を拡張するための仕組み。2025年7月の提供開始以来、コネクタのディレクトリは200以上に拡大し、数百万人のユーザーに利用されてきた。
これまでは主にデザイン、財務、生産性向上などの業務ツールが中心で、「Microsoft 365」や「Google Workspace」などにも対応してきた。 例えば、Amplitudeからデータを引き出してCanvaの資料にし、そのリンクをAsanaに投稿するというような複数のアプリをまたぐ作業を、Claudeの会話画面から離れることなく実行できる。
今回のアップデートでは、会話の文脈やユーザーの好みに合わせて、予約の検索や買い物カートへの追加など、最適なアプリが動的に提案されるようになった。
例えば週末のハイキングについて尋ねると、AllTrailsが好みに合うコースを提示し、そのまま「もっと短いコース」「ペット可」といった条件を会話内で絞り込むことができる。複数のアプリが役立つ場合は候補が表示され、比較して選べる。
Claudeには有料の広告枠やスポンサー付きの回答はなく、あくまでユーザーにとって最も有用なものが優先して提示されるとしている。
接続したアプリのデータがClaudeのモデル学習に使われることはなく、予約や購入のアクションを起こす前には必ずユーザーに確認を求めるなど、プライバシーと自己決定権が厳格に確保されているとも説明した。
コネクタ機能は、すべてのプランのユーザーが利用可能だ。デスクトップ版からは1クリックで、モバイル版(現在はβ版として提供)からは数回のタップで簡単にインストールできる。一度接続したサービスは、以後のすべての会話からいつでも呼び出してシームレスに活用できる。
関連記事
「Claude Cowork」一般提供開始 全社導入を支える管理機能も
米Anthropicは、AIエージェント「Claude Cowork」の一般提供を全有料プランで開始した。同時にアクセス制御や支出制限などの企業向け管理機能も導入した。
Anthropic、「Claude」無料版にスキルなど4機能を解放
Anthropicは、AI「Claude」の無料プランをアップグレードした。ファイル作成、外部アプリ連携、ユーザーの好みを学習するスキル、要約技術による長時間会話の4機能が無料開放される。OpenAIがChatGPTでの広告表示テストを開始する中、Anthropicは無料プランを含む全てのプランで広告を表示しない方針だ。
Anthropic、Claude向け「Connectors Directory」を公開 MCP準拠のツール連携を簡素化
Anthropicは、AIアシスタント「Claude」のツール連携を簡素化する「Connectors Directory」を公開した。プロトコル「MCP」に準拠したツールを検索・接続できる。NotionやCanvaなどと連携し、資料の編集などを対話で行える。
ChatGPT、GPT-5に新モード追加 GmailやGoogleカレンダーとの連携も強化
OpenAIがChatGPTを更新。GPT-5にクエリ内容でモデルを選択する「自動」「高速」「思考」モードなどを追加した。また、新たにGmail、Googleカレンダー、連絡先と連携できる「コネクター」機能をProユーザー向けに提供開始した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
続きを読むには、コメントの利用規約に同意し「アイティメディアID」および「ITmedia NEWS アンカーデスクマガジン」の登録が必要です






