情報処理推進機構(IPA)は3月31日、情報処理技術者試験に新試験「データマネジメント試験」(仮称)と「プロフェッショナルデジタルスキル試験」(仮称)の導入を検討していると公表した。IPAでは現在、情報処理技術者試験における試験区分体系などの見直しを検討しており、新試験導入もその一環だ。
データマネジメント試験は、AI活用で必要なデータの整備・管理スキルなどの習得と評価を目的としたもの。幅広いビジネスパーソンの受験を想定しており、ITパスポート試験の次のステップの試験として位置付けている。
プロフェッショナルデジタルスキル試験は、現在の応用情報技術者試験と高度試験をまとめ、内容を再編したもの。「マネジメント領域」「データ・AI領域」「システム領域」の3つの試験区分を設ける。DXやAI利活用を通じて、新たな価値創造に向けた幅広いスキルの習得と評価を目的とした試験として新設する。
新試験の導入以外にも、ITパスポート試験の出題構成の変更なども検討中。現在の「ストラテジ系」「マネジメント系」「テクノロジ系」としている出題分野を「ビジネス」「テクノロジ」「セキュリティ・倫理」へ整理。また、DXで求められるマインド・スタンスや、データマネジメントの基礎などの内容も新規追加し、AI時代に対応したセキュリティ・倫理の出題を強化する。
情報セキュリティマネジメント試験と基本情報技術者試験、情報処理安全確保支援士試験については、一部で出題範囲や出題範囲体系、出題形式の変更を検討している。
新試験制度の開始時期は2027年度を予定。春ごろには、ITパスポート試験と情報セキュリティマネジメント試験、基本情報技術者試験で実施し、夏から秋ごろにかけて2つの新試験と情報処理安全確保支援士試験で導入するという。なお、現行の試験制度は26年度で終了するとしている。
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