米Blueskyは3月28日(現地時間)、新たなAIアプリ「Attie」を発表した。ユーザーが自然言語で話しかけることで、カスタムフィードを作成できるツールで、Blueskyの基盤技術である「AT Protocol」にちなんで名付けられたエージェンティックソーシャルアプリだ。
AT Protocolを利用しているすべてのサービス(Atmosphere)上の公開投稿が対象だ。これまでもAtmosphere上でカスタムフィードを構築することはできたが、それにはプログラミングの知識が必要だった。Attieを使うことで、チャットで会話するように「どのような投稿を見たいか」を説明するだけで、AIエージェントがユーザーの要望に沿ったフィードを自動で構築する。下の画像は「私のネットワークにいる人たちによる、電子音楽や実験的サウンドを見せて」というプロンプトで生成したフィード例だ。
発表イベントに参加した米TechCrunchによると、このアプリは、米Anthropicの「Claude」を採用し、AT Protocol上に構築されているという。
Attieは、プラットフォームとしてのBluesky本体とは切り離された独立したアプリとして提供される。Bluesky自体はこれまで通りソーシャルアプリとして進化を続ける一方で、Attieはプロトコル上での構築をより身近にするための「エージェンティックソーシャル」の実験の場と位置づけられている。
現在は招待制のクローズドβ版として提供されており、公式サイトからウェイティングリストに登録可能だ。
10日にCEOを退任し、CIO(最高変革責任者)となったジェイ・グレーバー氏はBluesky上のブログで、現在の主要なプラットフォームはユーザーの滞在時間を延ばしたり、トレーニングデータを収集したりするためにAIを利用し、結果的に人間の主体性を損なっていると主張した。同氏は「AIはプラットフォームではなく、人々に奉仕するべきだ」という思想を掲げ、AIの力を活用することでソーシャルメディアの分散化を加速させ、ユーザーの手に主導権を取り戻したいと語った。Attieの根底にはこの理念があり、オープンなプロトコルの恩恵をプログラマーだけでなくすべてのユーザーに解放し、誰もが透明性のある形で自分のソーシャル体験をコントロールできるようにするための試みだとしている。
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