リコーが日本語性能でGPT-5に匹敵する金融特化型LLMを開発、業務遂行能力を強化

日経XTECH / 2026/5/3

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要点

  • リコーが金融業務特化型LLM「Llama-3.3-Ricoh-70B-20251001」を開発し、日本語性能がGPT-5に匹敵すると発表した。
  • 700億パラメーターの基盤モデルに金融特有の専門用語・知識を追加学習させ、多段推論(Chain-of-Thought)で融資稟議などの業務遂行能力を強化した。
  • 日本語の金融ベンチマークで他の最先端モデルを上回ったとされ、専門領域での実用性を訴求している。
  • オンプレミス提供により顧客固有データで追加学習でき、導入時の統制やカスタマイズ性を重視している。
  • 今後は製造業・医療など他業種にも適用可能な特化モデル開発を進める方針だ。

 リコーは2025年10月10日、金融業務特化型LLM(大規模言語モデル)「Llama-3.3-Ricoh-70B-20251001」を開発したと発表した。日本語性能は米OpenAI(オープンAI)が提供するLLM「GPT-5」に匹敵し、さらに日本語金融ベンチマークでは他の最先端モデルの性能を上回ったという。融資稟議(りんぎ)業務をはじめとした専門的な業務遂行能力を強化した点が特徴である。

 リコーが開発したLLMのパラメーター数は700億。日本語能力が高いLLM「Llama-3.3-Swallow-70B-Instruct-v0.4」を基に、金融業特有の専門用語や知識を追加学習した。加えて、多段推論能力(Chain-of-Thought)を獲得させ、専門的な金融の業務をこなす能力を高めた。

 新しいLLMはオンプレミス環境で提供され、顧客企業の固有データを追加学習できる。リコーは今後、製造業や医療といった他の業種・業務に適用可能な特化モデルの開発を進めるという。

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