「NVIDIA、マーベルに出資で光電融合強化」など5本

日経XTECH / 2026/4/26

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要点

  • Counterpointは、エージェントAI間の通信量増加を見据え、5Gは上り/下りで通信比率を均衡させる設計が必要だとし、サブ3GHz中心のキャリアアグリゲーションやマルチバンド・サービングセル、高度なマルチアンテナ等を挙げた。
  • NVIDIAはMarvellに対し20億ドル投資を行い、光インターコネクト/シリコンフォトニクスなど次世代AI向けネットワーキング技術で連携すると発表した。
  • 併せてNVIDIAのNVLink Fusionを通じて、MarvellのカスタムXPUとNVIDIAのGPU(GPU)・LPU(Language Processing Unit)をシームレス統合し、異種混在型のAIインフラ構築を後押しする狙いが示された。
  • 記事全体として、AI時代における無線(5G/6G)進化と、AIコンピュートを支える光電融合・AI-RAN・高速インターコネクトの整備が同時進行する流れを複数観点で整理している。

 今回は、2026年3月30日~4月5日に移動通信関連企業・組織から発表されたニュースの中からセレクトした5本をお届けします。AI(人工知能)の時代にネットワークはどのような進化を遂げるのか、さまざまな角度から捉えたニュース3本を含めてお送りします。

エージェントAI間の通信量が増加

発表日:2026年3月30日(現地時間)

 香港の調査会社Counterpoint Technology Market Research(カウンターポイント・テクノロジー・マーケット・リサーチ)は、AIがあらゆるネットワークやデバイスに搭載される時代に、5G(第5世代移動通信システム)がどのように進化するべきかについて自社のサイトで解説した。エージェントAI間の通信量の増加に伴い、1Gビット/秒の上り速度や通信比率を上りと下りで同程度にすることが求められるとした。対策としては、サブ3GHzの周波数帯を中心としたキャリアアグリゲーションやマルチバンド・サービングセル技術による帯域幅の拡張、高度なマルチアンテナ技術による周波数効率の最大化を挙げている。


NVIDIA、マーベルに出資で光電融合強化

発表日:2026年3月31日(現地時間)

 米NVIDIA(エヌビディア)は、米Marvell Technology(マーベルテクノロジー)との戦略的パートナーシップ締結を発表した。エヌビディアはマーベルに20億ドル(約3200億円)を投資したとしている。5Gや6G(第6世代移動通信システム)に向けて、「NVIDIA Aerial AI-RAN」を使って世界中の通信ネットワークのAIインフラ化を推進するほか、高度な光インターコネクト、シリコンフォトニクスなど、次世代のAI向けネットワーキング技術開発で連携する。また、NVIDIA NVLink Fusionを提供することで、マーベルのカスタムXPUとエヌビディアのGPU(画像処理半導体)、LPU(Language Processing Unit)のシームレスな統合、それによるヘテロジニアス(異種混在型)AIインフラの構築も可能にする。

NVIDIA AI Ecosystem Expands as Marvell Joins Forces Through NVLink Fusion
https://nvidianews.nvidia.com/news/nvidia-ai-ecosystem-expands-as-marvell-joins-forces-through-nvlink-fusion

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