Abstract
本論文では、特定の「ユーザの嗜好(preferences)を学習する」場合において、ニューラルネットワーク(NN)などのブラックボックスモデルを近似するために、答集合からの学習(Learning from Answer Sets)を用いることを提案する。具体的には、弱い制約(weak constraints)を通じて嗜好学習システムを近似するために、ILASP(Inductive Learning of Answer Set Programs;答集合プログラムの帰納的学習)を用いることを探究する。我々は、レシピの集合に対するユーザの嗜好に関するデータセットを作成し、このデータセットを用いて、ILASPにより近似しようとするNNを訓練する。我々の実験では、ILASPをNNのグローバル近似器およびローカル近似器の両方として検討する。これらの実験は、より高次元の特徴空間で動作するNNを近似しつつ、対象モデルに対する適切な忠実度(fidelity)を達成し、計算時間の増加を抑えるという課題に取り組む。この課題に対処するために、説明(explanations)を透明なまま保ちつつ、データセットの次元数を削減するために主成分分析(Principal Component Analysis)を活用する前処理手順を提案する。論理プログラミングの理論と実践(Theory and Practice of Logic Programming, TPLP)への掲載が検討されている。