ロボティクスにおける持続可能性ギャップ:5万件規模の研究論文に関する持続可能性意識の大規模調査
arXiv cs.RO / 2026/4/10
💬 オピニオンSignals & Early TrendsIdeas & Deep Analysis
要点
- 本論文は、2015年から2026年初頭までにarXiv(cs.RO)で公開された、ロボティクス研究論文を約5万本対象に大規模調査を行い、持続可能性への影響がどのように伝えられているか、またそれに取り組む動機が何であるかを分析する。
- 結果は「持続可能性ギャップ」の持続を示す。多くの論文は持続可能性に関連する領域へ対応付け可能である一方で、持続可能性に関する明示的な動機づけは非常に稀であり、持続可能性に関連する影響の言及が2%未満、SDG(持続可能な開発目標)への直接言及が0.1%未満、持続可能性に動機づけられた論文が5%未満である。
- 本研究は、ロボティクス分野が技術的能力を急速に高めつつあるにもかかわらず、持続可能性の枠組み(フレーミング)が研究の標準的な構成要素としてはまだ定着していないことを明らかにする。
- 著者らは、研究者、学会、機関に対して持続可能性への認識と動機づけを高め、ロボティクスにおけるより責任あるイノベーションを促すための実行可能なステップを提案する。




