日産長期戦略「AI最大限に」、E2E自動運転モデル9割へ 部品種類7割減

日経XTECH / 2026/4/15

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要点

  • 日産は長期戦略で、E2E自動運転を成長の柱に据え、将来的に全モデルの9割へE2E採用を進める方針を示した。
  • 認識から判断・制御までAIで一貫して行うE2Eへ全面移行し、2027年度末までに大型ミニバン「エルグランド」へ投入する計画だ。
  • 新車開発と部品調達ではハード/ソフトのプラットフォーム(PF)を集約し、部品種類を7割削減することで開発効率を引き上げる。
  • 英Wayve Technologiesと提携し、日産の車両(エルグランド等)でWayveのAIモデルを採用する方針で、ルールベースからE2Eへの移行を「知能化の大きな飛躍」と位置付けている。
  • 経営再建中であることを踏まえ、自動運転技術と共通化による効率改善を軸に成長軌道への回帰を狙う。
日産は自動運転技術を中心とした長期ビジョンを発表した。車は日産ジュークで、人物中央が社長のエスピノーサ氏、左がCPOのカルティエ氏、右がCTOの赤石氏(出所:日経Automotive)
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日産は自動運転技術を中心とした長期ビジョンを発表した。車は日産ジュークで、人物中央が社長のエスピノーサ氏、左がCPOのカルティエ氏、右がCTOの赤石氏(出所:日経Automotive)

 日産自動車はEnd-to-End(E2E)自動運転技術を今後の成長の柱に据える。将来的に全モデルの9割にE2E技術を採用する方針を明らかにした。新車の開発や部品調達についてはハードウエアとソフトウエアのプラットフォーム(PF)を集約し、部品の種類を7割削減する。経営再建中の日産だが自動運転技術と開発効率の向上を軸に成長軌道に戻す。

E2E自動運転「大きな飛躍」

 「再建に向けた歩みを着実に進めている。AI(人工知能)技術の可能性を最大限に生かし、最先端のテクノロジーを多くの人に届ける」

 日産は2026年4月14日に長期戦略を発表し、社長のIvan Espinosa(イバン・エスピノーサ)氏が自動運転技術を多くの車両に採用することで成長を図る方針を打ち出した。認識から判断・制御まで全面的にAIを採用するE2E自動運転技術を中核に据え、2027年度末までに大型ミニバンの「エルグランド」に投入する。さらに、小型車から公共交通まで幅広くE2Eを採用する。

 日産はE2E新興の英Wayve Technologies(ウェイブ・テクノロジーズ)と提携しており、エルグランドなどにはウェイブのAIモデルを採用する。日産最高技術責任者(CTO)の赤石永一氏は「ルールベースからE2Eへの移行は、状況に応じて学び進化する知能化への大きな飛躍となる」と語り、E2Eが日産の成長に欠かせないとの考えを示した。

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