”映え”より気にすべきもの 漫画「1週間後に生成AIで恥をかく新入社員」【残り3日】

ITmedia AI+ / 2026/4/27

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要点

  • 新入社員ニイジマが、同期との執務室写真を私用の生成AIで加工した結果、先輩に露見する“やらかし”を通じて、会社利用時の落とし穴を提示している。
  • AIで画像を美麗化・編集するサービスは多いが、AIサービスへのアップロードやアップロード先の取り扱いには、機密情報漏えいと同様の注意が必要だと解説している。
  • 会社のカレンダーツールや資料には外部に出せない情報が含まれがちで、撮影データ・編集前後の見せ先(相手・場所)まで含めてリスク管理すべきだとしている。
  • 章の裏話として、執密画像をAIにアップロードしてさらにSNSで公開する展開はリアリティに欠ける懸念があり、現在の形に調整されたことが触れられている。

 いよいよ新生活シーズン。期待と不安を胸に、新たな一歩を踏み出した新社会人の方も多いでしょう。多くの企業はいまAI一色。いかにAI活用を進め、業務を効率化するかに執心しています。新卒社員にもAIの活用を求める会社も少なくありません。

 すでに就職活動などで生成AIに触れたことがある人もいるでしょうし、中には一般的な社会人より使いこなしている人もいるかもしれません。一方でまだなじみがない人もいるはず。そもそも「個人で使う」のと「会社で使う」のとではワケが違います。

 本連載では、とある企業に入社した新入社員「ニイジマ」が、AI活用の“地雷”を踏みまくっていく様子を通して、会社におけるAIの使い方、その初歩を4コマ漫画形式で紹介します(原作:ITmedia NEWS編集部 吉川大貴 画:庶務課)。

第4話:”映え”より気にすべきもの

 自称スーパー新人のニイジマ。同期と執務室で写真撮影し、そのデータを私用のAIツールで加工します。それが後日、先輩に露見し……。

解説

 昨今は「新入社員が機密情報の写り込んだ写真をSNSで公開してしまう」インシデントが話題ですが、AIにおいても類似のリスクは存在します。第2話でAI学習による漏えいのリスクについて説明しましたが、これは画像データの場合も同様。AIによる画像の美麗化・編集サービスも少なくない今日このごろですが、AIサービスにアップロードする写真や、アップロード先には十分な注意が必要です。

 そもそも会社で使うカレンダーツール、資料には(程度の差はあれ)外に出してはいけない情報が含まれていることが少なくありません。それらがあふれる執務室は言わずもがな。いずれにしろ、見せる相手や場所には十分気を付ける必要があります。

 余談ですが、本エピソードはプロット作成時点で「機密の写り込んだ画像をAIサービスにアップロードし、さらにAI編集後の画像をSNSでも公開してしまう」ストーリーを考えていたものの、特に後半部分についてリアリティーに欠くかもと考え現在の形に変更した経緯があります。やってはいけないとみんな分かっている……はず。

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