NeuralFLoC:ニューラルODE駆動のディフェオモルフィックフローによる機能データの共同レジストレーションとクラスタリング

arXiv stat.ML / 2026/4/30

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要点

  • NeuralFLoCは、時間方向のズレ(位相変動)がある機能データをクラスタリングする際の課題に対し、位相と振幅の変動を切り分ける学習を行うことで対応します。
  • 本手法は完全教師なし・エンドツーエンドの枠組みで、ニューラルODEに基づくディフェオモルフィックフローとスペクトラルクラスタリングを用いて、機能データのレジストレーションとクラスタリングを同時に実行します。
  • レジストレーションとクラスタリングを別タスクとして扱うのではなく、滑らかで可逆なワーピング関数を学習しつつ、クラスタごとのテンプレートも同時に推定します。
  • 一般近似定理に相当する保証や漸近的整合性など、理論的な結果も提示されています。
  • 実験では機能ベンチマーク上で、欠損データ・不規則サンプリング・ノイズに対する頑健性を保ちながら、レジストレーションとクラスタリングの双方で最先端性能を報告しています。

Abstract

位相変動の存在下での機能データのクラスタリングは困難です。時間的な位置ずれが、本質的な形状の違いを見えなくし、クラスタリング性能を低下させてしまうためです。既存の多くの手法は、登録とクラスタリングを別個のタスクとして扱うか、あるいは制約の強いパラメトリックな仮定に依存しています。本研究では、 \textbf{NeuralFLoC} を提案します。これは、Neural ODE によって駆動される双曲的流(diffeomorphic flows)とスペクトルクラスタリングに基づく、完全に教師なしでエンドツーエンドの深層学習フレームワークであり、機能的な登録とクラスタリングを同時に行います。提案モデルは、位相と振幅の変動を効果的に分離しつつ、滑らかで可逆なワーピング関数とクラスタ固有のテンプレートを同時に学習します。さらに、本フレームワークに対して普遍近似の保証と漸近的な一貫性(asymptotic consistency)を確立します。機能ベンチマークでの実験により、本手法が登録とクラスタリングの両方で最先端の性能を達成することが示されます。また、欠損データ、不規則なサンプリング、ノイズに対する頑健性を備えつつ、スケーラビリティも維持しています。コードは https://anonymous.4open.science/r/NeuralFLoC-FEC8 で公開されています。