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アクセンチュアとSAPジャパンは2026年4月24日、企業の基幹システム導入における投資規模と導入期間を圧縮するプログラム「ADVANCE」の国内展開を本格化すると発表した。両社が2025年5月にグローバルで発表した同プログラムを、日本市場に本格的に投入する形だ。
アドオン前提からの転換 AI時代の基幹刷新とは
アクセンチュアの濱岡大氏(社長)は、「AIがオペレーションの中核を担う時代において、企業変革のスピードは、基幹システムをいかに早く無駄なく立ち上げられるかに左右される。本プログラムは、投資と期間を圧縮し、企業が業務改革やAI活用にリソースを再配分できる状態をつくる取り組みだ」とコメントする。
業務要望ごとにアドオン(追加開発)を積み上げる従来型のシステム構築は、投資が膨らみ導入期間も長期化しやすい。AIが判断、処理し、業務を運用する「AI前提の環境」では、従来の作り込みが変革の足かせとなる。
ADVANCEは、経営判断とAI運用に必要な要件とデータに絞り込み、基幹システムをAI価値創出の前提基盤として短期に立ち上げるアプローチを取る。創出された投資余力と時間は、業務改革(BPR)やAI活用に再配分する。
導入から価値創出までを一括支援
ADVANCEは、基幹システム導入を単なるITプロジェクトではなく経営や業務、運用を一体で進める変革と位置付ける。導入の初期段階からBPRやチェンジマネジメント、運用設計を統合する。稼働後の価値創出も短期間で実現することを狙う。
この実現に不可欠な要素として「人材」「組織の連携」「標準化された業務プロセス」「AI活用に適した信頼性の高いデータ」「堅牢なシステム基盤」の5要素を一体として機能させる。
同プログラムのその他の特徴は次の通りだ。
- SAPのクラウド技術を活用した標準プロセス中心の実装: 「SAP S/4HANA Cloud Public Edition」を含むパブリッククラウドアプリケーションである「SAP Cloud ERP」を中核として、「SAP Business Technology Platform」や「SAP Business Data Cloud」を活用し、標準プロセスを生かして導入する。過度な作り込みを抑制し、投資規模と導入期間の圧縮を図る
- 業務改革や運用設計を含むエンド・ツー・エンドの変革推進: アクセンチュアのBPRやチェンジマネジメント、運用設計の知見に、SAPのBTM(Business Transformation Management:ビジネス変革管理)を組み合わせる。BTMは「SAP Signavio」や「SAP LeanIX」などのツールを活用し、戦略立案から業務、IT変革の実行までを統合的に管理するアプローチを指す
- AI活用を前提とした導入プロセス: テストや検証、移行作業ではAIと「SAP Integrated Toolchain」を活用し、反復作業の自動化と省力化を進める
- 日本市場における実行体制の強化: アクセンチュアはSAPのパブリッククラウド領域で約1200人の認定技術者を擁している。SAPジャパンと連携し、業種や規模を問わず導入を支援する
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