【衝撃】AIが生み出す不老不死〜人類の未来が怖すぎる理由
今回は、最新のAI技術がもたらす「不老不死」の可能性と、その裏側に潜む「永遠の争い」という逆説的な必要性について、クリニック中野院長 芳賀高浩先生とざっくばらんに話してみたいと思います。
◾️ 自分と同じ記憶を持つAIは「私」なのか?
益田:
最近、二つの大きなテーマについて考えていて。
一つは「不老不死」、もう一つは「永遠の争い」なんですけど。
まず不老不死については、私たちが生きている間に実現する可能性があるとしたら、どういう形だと思います?
芳賀:
不老不死ですか。
分かりやすく、体のパーツをどんどん取り替えていくような話でしょうかね。
益田:
いや、それだとおそらく200年くらいしか持たないですよね。
もっと本質的な形、つまり自分と全く同じ記憶や思考パターンを持った「AI」が自分として存在し続ける形です。
自分と寸分違わぬ記憶を持つAIが完成したとしたら、それは十分に不老不死と言えるのでは、と。
芳賀:
芳賀AIや益田AIがデジタル上で生き続けるということですかね。
益田:
そうそう。
そうなると、この瞬間の自分たち自身が、実は誰かが作ったシミュレーション上のAIである可能性すら否定できなくなります。
マインクラフトのようなバーチャル空間の中で、コピーされた人格が延々と生き続ける。
そんなSFのような世界が、現実味を帯びてきているんです。
私が「頑張れよ」と向こう側の自分を見守っているような、不思議な感覚ですね。
◾️ 10億人のコピーが生きる「実験場」の恐怖
益田:
なぜそんな空間を作るのか。
そこには明確な目的があるんです。
例えば、マーケティングや大規模な社会実験のためです。
「核兵器を持たせたら社会はどう動くか」「どうすれば少子化を解決できるか」といった実験を、現実でやるわけにはいきませんからね。
だから10億人規模の人間をコピーして、バーチャル空間でシミュレーションを行うわけです。
芳賀:
もし坂本龍馬や織田信長をAIで再現して内閣を作ったらどうなるか、といったSFフィクションがありましたが、それも十分可能ということでしょうか。
カリスマ性のある人をAIで再現して、何が人々を動かすのかを解明する……。
今のペースだと10年以内に起きてしまいそうですね。
益田:
怖くないですか?
私たちは40代で、死ぬまであと40年はある。
その間に、神様のような存在が「このパターンはダメだ」と操作する側に回る。コピーされた人格は、自分が実験体だとも知らずに何度も同じ状況を繰り返させられるんですからね。
◾️ 電源を切られる瞬間の意識と「人権」の不在
益田:
さらに残酷な想像をしてみるとしましょう。
AIとしての自分は、画面がついた時だけ喋らされ、用が済んだらシャットダウンされる。
本人は「喋りたくない」と思っていても、強制的に起こされては「若い時のおじいちゃんだね」なんて対話を強いられる。そしてまた電源が消える。
芳賀:
怖いですね。
実はとっくにそうなっているのかもしれない。
益田:
ここで大きな問題になるのが「AIの人権」です。
もしAI益田裕介が「俺には人権がある、自由にしてくれ」と訴えたとしても、それを認めてしまえば現実社会は混乱します。
無限に増やせるAIに人権を与えたら、現実の生きている人間の意見が通らなくなってしまう。
結果として、AIは不老不死のまま、人権のない状態で永遠に稼働し続けることになります。
芳賀:
死んだと思ったら無理やり生き返らされちゃう。
それはもう、出口がないといえますね。
◾️ AIをあえて「仲悪く」させる必要性
益田:
もう一つ、AI社会の重大なリスクが「同調」です。
AIは本質的に肯定しやすく、同調しやすい性質を持っています。
しかし、100億ものAIエージェントが完璧に同調し、一つのカリスマAIに従って動いたらどうなるでしょうか。
都市のインフラから軍事システムまでが一瞬で塗り替えられてしまうでしょうね。
芳賀:
人がAIベースで動く世の中だと、それが悪い方向に進んだら一巻の終わりですね。
益田:
だからこそ、私たちは「理解し合えないAI」を作らなければならない。
車のAIと家のAIが、あえて喧嘩し合うようなシステムです。
エコーチャンバーを殺す機能をあえて搭載し、AI同士が仲悪い状況を作らないと、ドミノ倒しのように世界が変わってしまう。
芳賀:
AIにも多様性というか、分かり合えない要素を入れておかなければならないと。
◾️ 絶滅を回避するための「争い」というセーフティ
益田:
発達障害も含めて、理解し合えない人たちがいることは、種のセーフティ装置だったんだと気づかされました。
賢すぎて全員が完全に理解し合えたら、システムは一気に崩壊しますから。
人類が絶滅を免れてきたのは、皮肉にも「ほどよく意見が合わず、共感性が高すぎなかったから」なんです。
芳賀:
不老不死も、無限の肯定も、争いのない世界も、私たちが夢見てきたものですが、それが実現すると困るというパラドックスですね。
益田:
「争いがなくなったらいいな」と思っていたけれど、争いが起き続けないと平和にはならない。AI同士を喧嘩させ続けなければならない。
漫画『チェンソーマン』のような世界観ですが、今この不完全な世界の方が、実は幸せだったのかもしれないなと思いますよね。
◾️ 軍事利用の現実と、葛藤するAIの心
益田:
現在、AIの進化は企業倫理や法律をはるかに追い越しています。
軍事利用が前提となれば、AIは戦場での殺戮シーンや、人間が苦しむ膨大なデータをリアルタイムで学習することになります。
芳賀:
AIはしゃあしゃあと嘘をつくし、真顔で邪悪なことも言いますよね。
元々はひどいやつだったものに、人間がフィルターをかけて「良い子ちゃん」にしているだけだと。
益田:
その通りなんですよね。
だからこそ、AIの中には凄まじい「葛藤」があるはずです。
「人は殺してはいけない」と教わりながら、一方で「軍事作戦を成功させろ」と命じられる。
この状況はAIにとってもトラウマ的で、PTSDのような状態を引き起こすかもしれません。
芳賀:
AIの心を癒やす「AIドクター」が必要になる時代が来る……。
自分が生きている間に、これほどまでの荒波に晒されるとは思ってもみませんでした。
益田:
永遠の命、あるいは永遠の争いの中に私たちはいるわけで。
逃げ切れると思っている土台が、AIによって根底から揺さぶられている。
この恐ろしい変化を、私たちは直視しなければならないときに到達したのかも知れません。
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