PRIME:がん予後のための欠損に配慮したプロトタイプ駆動マルチモーダル事前学習(Prototype-Driven Multimodal Pretraining for Cancer Prognosis with Missing Modalities)
arXiv cs.LG / 2026/4/8
💬 オピニオンIdeas & Deep AnalysisModels & Research
要点
- PRIMEは、組織病理、遺伝子発現、病理レポートのモダリティが部分的に欠損している患者コホートから学習できる、欠損を考慮したマルチモーダル自己教師あり事前学習フレームワークを提案する。
- 本手法は、異種モダリティの埋め込みを統一されたトークン空間へ整列させ、共有プロトタイプ・メモリバンクを用いて、患者レベルのコンセンサス取得による潜在空間でのセマンティック欠損補完を実行する。生の信号の再構成は行わない。
- PRIMEは、2つの相補的な目的で学習する—モダリティ間整列と、構造化された欠損増強下での融合後の整合性。これにより、任意のモダリティ部分集合に対して表現が予測可能性を維持できるようにする。
- TCGAで32種類のがんを対象に、ラベルなし事前学習を行った実験の結果、PRIMEは比較手法の中でマクロ平均性能が最良となり、複数の生存およびイベント予測タスクにおいてテスト時の欠損に対する頑健性が向上した。
- このアプローチは、下流適応においてパラメータ効率およびラベル効率を支持することが示されており、分断された臨床データ環境での実運用を見据えた実用性が示唆される。



