イーロン・マスク、和解を求めた後にグレッグ・ブロックマンやサム・アルトマンへ不穏なSMS? OpenAIが主張

TechCrunch / 2026/5/5

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要点

  • イーロン・マスクは、先週の「イーロン・マスク対OpenAI」裁判が始まる2日前に、OpenAIの共同創業者兼社長であるグレッグ・ブロックマンへ「和解すべきだ」とする趣旨のSMSを送ったと、OpenAI側が裁判書類で主張しています。
  • ブロックマンが「双方が訴訟を取り下げるべきだ」と返した後、ムスクは「今週末までに、あなたとサムは米国で最も嫌われる人物になる」といった脅しめいた文面を返したとされています。
  • OpenAIの新たな提出書類は、このテキスト交換を証拠として認めてもらうための説明を行ったものの、裁判官は証拠として不採用とする判断を下したと報じられています。
  • しかし、ムスク側の訴訟はOpenAIの営利構造の解体や技術の公開義務、Microsoftとのライセンス契約の剥奪、さらに損害賠償(懲罰的を含む)や弁護士費用の支払いを求めているとされ、競争相手の弱体化と金銭目的ではないかという観測が広がっています。
  • その一方で裁判自体は継続しており、今回のやり取りは法廷上の争点として位置付けられています。

先週始まったイーロン・マスク対オープンAIの裁判の2日前、マスクはモデル開発元の社長兼共同創業者グレッグ・ブロックマンにテキストを送った。マスクはブロックマンに対し、オープンAIが訴訟を和解させるべきだと提案した。

ブロックマンが「双方が訴訟を取り下げればよい」と返答した後、やり取りは制御不能になり、マスクは次のように返した。「今週末までに、あなたとサムはアメリカで最も嫌われる2人の男になる。あなたたちが主張するなら、そうなる」。

これはすべて、オープンAIの弁護士が日曜に提出した新たな書面によるものだ。提出書面にはテキストのやり取りの全文は含まれておらず、その大部分は、和解交渉に関するこのやり取りを証拠として採用すべき理由を裁判官に納得させることに費やされていた。だが裁判官はそうならず、TechCrunchの記者ティム・フェルンホルツが現地で裁判を取材していると伝えるところによれば、このやり取りは証拠としては認められないと判断し、不採用を命じた。

しかし、示唆は明確だ。マスクの訴訟は、オープンAIの営利構造を解体し、その技術を一般に公開することを求め、マイクロソフトとのライセンス契約をはく奪(剥奪)し、さらにオープンAIに対して、マスクへ一般損害・補償的損害・懲罰的損害に加えて弁護士費用を支払うよう強制することを狙っている。オープンAIの弁護士がこの「和解するか、さもなくば」といった文面を公に共有した後、観察者たちは即座に、この裁判はAIの安全性に対するマスクの懸念というより、成功によって得た利益から金を要求しつつライバルの足を折ることが目的なのかもしれない、と気づいた。これは、実質的に、オープンAIの反訴が主張している内容そのものだ。

一方で、裁判は続いている。