アンサンブル投票によるRAGにおけるハルシネーション・オン・ハルシネーションの低減
arXiv cs.CL / 2026/3/31
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要点
- Retrieval-Augmented Generation(RAG)では、欠陥のある検索がLLMを誤誘導すると、「ハルシネーション・オン・ハルシネーション」が依然として発生し、応答生成中に誤りが増幅されることがあります。
- 本論文では、学習不要の二段階アンサンブル投票フレームワーク「VOTE-RAG」を提案します。まず検索投票により文書を集約し、次に応答投票により最終回答を選択します。
- 検索投票では、複数の並列なクエリ生成エージェントを用いてクエリを多様化し、取得した文書をプールすることで、単一の不適切な検索が与える影響を減らすことを狙います。
- 応答投票では、複数のエージェントが集約された文書から独立に回答を生成し、多数決投票により堅牢性と信頼性を高めます。
- 6つのベンチマークデータセットでの実験では、VOTE-RAGはより複雑な手法と同等以上の性能を示しつつ、よりシンプルで、完全に並列化可能であり、「問題のドリフト(problem drift)」のリスクを回避できることが示されています。



